熱中症にも冷房病にも効果アリ!!「首」だけ体調管理法の画像
熱中症にも冷房病にも効果アリ!!「首」だけ体調管理法の画像

全国各地で次々に梅雨明け、猛暑日続きの夏が本格的に訪れようとしている。そこで注意したいのが真夏の健康管理だ。熱中症や夏バテなど、これからのシーズンは、とかく体調を崩しがち。ケアを徹底したい。

最近は、コールドスプレーや涼感の枕カバー、敷きパッドなど、暑さ対策のグッズも充実している。なかでも、水に濡らして使う冷感タオルは外出先で便利なことから利用者は多い。

ポイントは「首に巻く」こと。首まわりを重点的に冷やすことでメリットがある。

というのも、首には上神経節・中神経節、星状神経節という自律神経のツボのような要所が集まっていて、ここを冷やすことで全身のクールダウンが効率的にできるのだ。

つまり、体中がほてった時は、首を冷やせば全身のオーバーヒートが防げる。「暑さにやられそう……」という場合は、しっかりと冷やして熱中症を防ごう。

また、首を冷やすことで代謝がよくなるという効果もある。首には「褐色脂肪細胞」と呼ばれる部分があり、ここが刺激されることで「身体をあたためないといけない」という指令が下り、体温が上昇=代謝がグッとアップするという仕組みだ。

よって、ダイエットをするなら、首まわりを冷やしてからするのがオススメ。シャワーや冷えピタ、コールドスプレーを使えばOKで、そうして代謝がアップした状態で筋トレやエクササイズをすれば、より脂肪を燃焼しやすくなる。

とはいえ、何事も適度が肝心であることも事実。

例えば、首が冷え過ぎるとその部位の筋肉が硬直して血流が悪くなり、脳細胞に十分な栄養や酸素がいきわたらず、自律神経の働きが狂うことに。結果、首こりや自律神経失調症の原因になってしまう。具体的には目まいや偏頭痛、吐き気、睡眠障害を引き起こす。

反対に、首をあたためると全身があたたまり、自律神経のバランスも整う。とりわけ、首の後ろには大きな血管が通っているので、ここを集中してケアするといい。

「夏場はもともと暑いのだから、あたためる必要もないのでは?」と思うなかれ。屋外では熱中症対策が必要な猛暑であっても、その一方で屋内はクーラーで冷え過ぎということもある。

冷房による身体の冷え過ぎ→体調悪化を防ぐためには、先に述べた熱中症対策とは逆に、タオルで首を巻くなどして首をあたためれば、体温の低下を防ぐことができるわけだ。オフィスや電車などで、ちょっと肌寒さが気になったらぜひ試してほしい。

急激な気温の上下は夏バテにもつながる。「首」は健康を大きく左右する部位であり、首まわりに気を配るだけでも十分対処できる。まずは首から、体調管理をしてみてはいかがだろうか。

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