お国訛りで体も目覚める? 全国に広がる「方言ラジオ体操」の画像
お国訛りで体も目覚める? 全国に広がる「方言ラジオ体操」の画像

夏休みの風物詩ともいえる『ラジオ体操』。小学生の頃、皆勤賞の賞品欲しさに、眠い目をこすりながら参加した方も多いのでは?
この『ラジオ体操』に最近、“方言バージョン”が作られ、人気になっているのをご存知だろうか? 体操の号令がさまざまなお国言葉になっているのだ。

たとえば宮城県石巻市の『おらほのラジオ体操』は、おなじみのメロディに乗せて「いずっ、ぬぅ、さん、すう、ごぉ、ろぐ(1、2、3、4、5、6)」や、「んでは めーがら上さあげで、おっぎく背伸びっこ、すっべし (腕は前から上にあげて大きく背伸びの運動から)」と、石巻弁の掛け声が……。

この『おらほのラジオ体操』は東日本大震災で莫大な被害を受けた際、避難生活を送る方々の運動不足解消のプロジェクトとして考案されたもの。当初は地域のみで行われていたが、動画サイトなどでその様子が紹介されて全国に知られていったのである。
その後、この『方言ラジオ体操』は、津軽三味線の伴奏による「ラジオ体操第1 津軽弁」や沖縄県の「うちなぁぐちラジオ体操」など、別の地域のものも作られ始め、じょじょに増殖。特に沖縄県では宮古島の「ラジオ体操 ミャークフツバージョン」や石垣島新川地区のスマムニ(島ことば)による「新川スマムニラジオ体操」など、島それぞれのものも作られるなど、人気となっている。
現在ではご当地出身の著名人や、ゆるキャラの掛け声によるコンピレーションCDもリリースされていて、その数はどんどん増えていっているのだ。自分の出身地域のラジオ体操があるか、以下でチェックしてみよう。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00WWJOB8Y/ref=dm_cd_album_lnk

聴いてみると、それぞれの地域に、それぞれの“味わい”がある。自分の生まれた地域の言葉でラジオ体操……身体を動かしながら故郷を懐かしく思う人も多いのではないだろうか。

「おらほのラジオ体操」
https://www.youtube.com/watch?v=GEI5LxkPi-4

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