ターフに刻まれし快走劇!名馬烈伝 ホースダング神津
先週逝去した優駿・マンハッタンカフェ


昨日行われた重賞エルムSで2,3着のグレープブランデー、エーシンモアオバーの父としても知られるマンハッタンカフェが、先週の8月13日逝去した。腹腔内腫瘍とのことで17歳だった。ご冥福をお祈りします。

マンハッタンカフェは、セレクトセールにて1億3000万円で落札され、大種馬サンデーサイレンスと母サドルチェンジとの間に生まれた良血馬だ。

デビューからなかなか素質を発揮できず、ダービーには出走しなかったが、3歳クラシックの最終戦となる菊花賞に駒を進めるや、ダービー馬ジャングルポケットらを撃破!
さらに、続く有馬記念でも、最強古馬に君臨していたテイエムオペラオーやメイショウドトウに完勝し、名実ともにスターホースとなったのである。

翌年になると、春の天皇賞を勝利。いよいよ、世界制覇に向け、フランスの凱旋門賞へ!
しかし、ここで13着に敗れてしまう。しかも、レース後に屈腱炎と分かってそのまま引退。
2年弱という短い現役生活だったが、そのパフォーマンスは人々の心を揺さぶった。

種牡馬となってからも、前記したグレープブランデー、エーシンモアオバーの他、ヒルノダムール(春の天皇賞)、レッドデザイア(秋華賞)などを輩出している。
個人的にも馬券でお世話になったし、これからさらにどんな名馬を出してくれるのか、楽しみにしていたが、実に残念だ。
その血を受け継いだ子どもたち、そして孫、ひ孫と、まだまだ続くマンハッタンカフェのブラッド・ストーリーに期待したい!

開催レースの追加情報等はホースダング神津ブログをチェックしてください
http://ameblo.jp/sniperkozu/


■ホースダング神津(こうず)プロフィール
1970年生まれ。週刊大衆編集部で競馬記事を担当。昨年度は京都大賞典馬単5090円、スプリンターズSワイド4370円、アンタレスS3連単1万6260円、宝塚記念複勝820円などを的中させている。

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