タッキー&翼がまだ中学生で、滝沢秀明(33)、今井翼(33)がまだ本名で活動していたころ、空前のジャニーズJr.ブームが起こった。彼らはのちに“Jr.黄金期”と呼ばれ、ゴールデンタイムに初めてレギュラーの冠番組『8時だJ』(テレビ朝日系)を抱えたほどだ。
10代のJr.たちは、バックダンサー、体当たりチャレンジャー、仕切り役などで、その腕を磨いていた。このころ、六本木にあったレッスン場からいつも一緒に帰っていたのが、二宮和也(32)、相葉雅紀(32)、亀梨和也(29)、風間俊介(32)だった。
この4人には、共通点があった。まだ実家住まいだった彼らは、JR総武線沿線に住んでいたのだ。当時は先輩、後輩、年齢などは関係なく、乗換駅で寄り道したラーメン屋で、将来について語りあい、いつしか「チーム総武線」を名乗るようになっていたという。
このなかから、のちに二宮と相葉が嵐に選抜された。亀梨はKAT-TUNのメインメンバーになり、歌手デビューの道を諦めた風間は、一流役者へと成長を遂げた。
彼らの出会いは、まさに偶然であり必然であったのかもしれない。