早死にすることも? 40代から急増するLOH症候群に注意の画像
早死にすることも? 40代から急増するLOH症候群に注意の画像

疲れやすくなった、集中力が続かない、気持ちが沈む、性欲がわかない、眠れないなど、不調を感じるようになったら、もしかしたらアナタは更年期障害かもしれない。

更年期障害といえば、女性がかかるイメージが強かったが、最近は男性にも更年期障害はあることが知られてきた。
女性の更年期障害は、閉経の前後に女性ホルモンの“エストロゲン”の量が急激に減少し、イライラしたり、顔がほてったり、汗をかきやすい、などの症状があらわれる。
対して男性の更年期障害は、男性ホルモンの“テストステロン”の影響が大きく、減少すると、体の症状、心の症状、性の症状と、3つの症状があらわれ、加齢男性性腺機能低下症候群(Late-Onset Hypogonadism)、略して「LOH症候群」と呼ばれている。

「LOH症候群」の具体的な症状は以下の通りだ。

【体の症状】
多汗、ほてり、めまい。ヒゲの伸びが遅くなる。筋肉量が減少し、それに伴う筋肉痛や疲労感、ひどい場合は歩行困難にも。内臓脂肪が増加し、心臓病、糖尿病などのリスクが高くなる

【心の症状】
抑うつ症。イライラする、不安になる、パニックになる。食が細くなったり、極端に増加する。不眠。集中力や記憶力の低下

【性の症状】
ED(勃起不全)、性欲の減退、朝立ちの減少、頻尿

血中の“テストステロン”の量が70代男性の平均値、8.5pg/ml未満になると「LOH症候群」の危険性があるらしいのだが(ピークの20代の平均が16.8pg/ml、40代の平均が13.7pg/ml)、どうすれば減少を防ぐことができるのだろうか。
“テストステロン”の減少には、老化以外にも様々な要因があり、もっとも気をつけるべきなのはストレスだ。ストレスを感じると脳の視床下部から“副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン”が出て、“テストステロン”の生成が抑えられてしまう。
会社や家庭で感じる精神的ストレス、深酒や煙草による身体的ストレス、睡眠不足などで、“テストステロン”を減少させないよう注意して、食事を愉しみ、大いに笑い、ワクワクする生活を目指そう。

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