ストレス社会を生き抜くために! 精神科を正しく知ろうの画像
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成人期ADHD患者に多く見られる症状
●学業・業務成績不振
能力のわりに学業成績が悪い
締め切りに遅れることが多い
頻繁にものを置き忘れる
仕事や約束の時間に遅れることが多い
●情緒不安定
感情を爆発させやすい
常に失敗しているためやる気をなくしやすい
自尊心が低い
●しっかりした人間関係を築けない
傾聴する能力が低い
友人関係の構築・維持が困難
気が短い
怒ると、口汚い言葉を使うことがある
社会的スキルが不十分
●適応障害
お金の管理が下手
過剰な借金を抱えている
患者本人および家族の日常生活が崩壊している
物質乱用問題がある

ウェブサイトを検索すると、ADHDのチェックテストを数多く見つけることができます。これらのテストは質問項目も少なく、また頻度での判断をするために、回答には個人でばらつきがでる可能性は大いにあります。

たとえば忘れ物が多いことを全く気にしていないような人なら「ほとんどない」と回答するでしょうし、また滅多にしないけれども一度してしまったことに対して過剰に反応する人であれば「よくある」に回答するでしょう。一度は経験したことのある項目ばかりなので、発達障害ではない人でも不安を煽られてしまう可能性は少なくないのです。

これは「自分が発達障害かもしれない」と病院へ行っても同じことで、患者自身がそのことについて強く不安を感じているようであれば自動的に「発達障害ですね」と診断されてしまう怖さをはらんでいます。

大人のADHDが盛んにいわれるようになってから患者が急増しているのは、潜在的に多かったというよりも、精神科医などによって作られているといっても過言ではないのです。その結果、うつ病などで服用する薬とはまた違う、副作用の強い薬を飲み続けていくことになってしまうのです。


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