ガンの可能性も? 残尿感を覚えたら前立腺肥大に注意の画像
ガンの可能性も? 残尿感を覚えたら前立腺肥大に注意の画像

50才を過ぎるころから、男性はおしっこが近くなったり、出切っていない残尿感に悩まされるようになる。その理由は前立腺だ。
前立腺は膀胱の下にある生殖器で、尿道が組織を貫通している。前立腺は前立腺液を作る組織と筋肉からできている。前立腺液は精液の3割を占め、乳白色をしている。精液が白い理由はこのためだ。
膀胱が尿を貯めるために弛緩すると、前立腺は収縮して尿道の筋肉を閉じる。排尿時には逆に膀胱が収縮し、前立腺は弛緩する。射精時には尿と精液が混じらないように、尿道を閉じ、精液を送り出す。
年をとるとこの前立腺が肥大化し、膀胱を圧迫、排尿がうまくいかなくなる。前立腺肥大という病気だ。

肥大化をどうやって防げばいいのか? 原因は男性ホルモンと女性ホルモンのバランスではないかと言われている。加齢により、男性ホルモンが減少することが原因らしい。ということは男性ホルモンを増やせばいい。さらに前立腺は大部分が筋肉なので、使わなくなると劣化し、細くなる。すると前立腺液を作る組織の肥大化を抑えきれなくなる。男性ホルモンを増やし、よく動かせば防止できる。ようするに射精をすればいいのだ。

最近は前立腺ガンが増えているらしい。食事が欧米化し、脂肪の摂取量が増えたことが原因という。前立腺がガン化すると、前立腺肥大と似た排尿障害が起きる。ポリープが膀胱を圧迫するのだ。前立腺ガンは血液検査か直腸から触診することで発見できる。転移がなければ、抗ガン剤がかなり効く(ガンによっては抗ガン剤が効かないのだ)。早期発見での治癒率は7割という医師もいる。
前立腺ガンは男性ホルモンで増殖するため、治療には男性ホルモンとガン細胞の結合を阻害する薬が使われる。原理はプロペシアのような男性性脱毛症の治療薬と同じだ。

セックスレスはけっして健康には良くない。前立腺ガン防止のためにも、"自分自身"のメンテナンスを日々お忘れなく。

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