データ予想 須田鷹雄
今年の毎日王冠はかなり面白い!


今年の毎日王冠はかなり面白いレースになりそうだ。
スピルバーグが間に合えば使うとのこと(現段階で微妙なので、予想は△の最後にしておく)。もともと好メンバーが集まりやすいレースではあるが、今年は特に注目を集めるだろう。

ただ、スターホースが多いからといって、あれもこれも買うわけにはいかない。
データで馬券を買う立場からすると、なにかしらの基準を作って序列をつけなければならない。まず一つは、夏に使われていた馬と休み明けの馬、どちらが良いのかという問題だ。これについては明確に休み明け組のほうが良い。

過去10年の毎日王冠に中11週以下で出走した馬は〔23552〕。昨年エアソミュールが8番人気1着、サンレイレーザーが11番人気2着したので回収率は単92%.複109%と跳ね上がったが、複勝率が16.1%なので的中頻度の問題が残る。

一方、中12~24週で出走した馬は〔87550〕で複勝率28.6%。こちらの回収率も単108%.複93%で十分高い。前走GⅠ出走馬に限定すると単137%・複108%で単複ともにプラスになる。ここはやはり、休み明けの実績馬重視でいくべきだろう。

もう一つの問題が、マイラータイプと中距離タイプ、どちらを優先すべきかということだ。どちらのタイプでも出走できるレースである。複勝率ベースだと、距離延長組と短縮組の間に大きな差はない。ただ勝ち切るということでは、2000メートル以上から来た馬のほうが勝っている。東京改修後の03年以降通算で距離延長組の勝率が5.3%に対し、距離短縮組は9.9%。単勝や3連単の1着付けを意識する場合は距離短縮組から入りたいところだ。

距離短縮だが夏に使われているディサイファ。昨年のこのレースは4着だったが当時より充実しているし、トライアルホースの雰囲気があるので天皇賞よりこのタイミングで買いたい。

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