連日東京ドームをおさえる。それを当然のように超満員にする。エンターテインメント業界においての、その最難題をさも軽々とクリアし続けているのが、いわずとしれたジャニーズアイドルたちだ。一挙に数万人を飲みこむ巨大スタジアムである「東京ドーム」。じつはそこから数多くの記録が生まれているのだ。
バラエティ番組でのトーク力や、ドラマでの演技だけではなく、その音楽性がファン内外から高く評価されているKinKi Kidsの堂本剛と堂本光一は、東京ドームでの"３つもの記録"を保持し、また更新している。
まずは東京ドームでの『史上最多公演』記録。その数はなんと50回。イベントやジャニーズ恒例のカウントダウンコンサートまで含めると、Kinki Kidsの二人が行った公演がそれ以上の回数となる。
さらに『史上最多連続年数公演』の記録である。二人がデビューした翌年の1998年から2015年の正月まで、およそ18年の長きにわたって東京ドームでの公演を行っている。
それらの記録を持つKinki Kidsであるが、ただ公演を行えばいいというわけではない。二人がすごいのは、東京ドームでの『史上最多動員数』の記録まで持っていることである。デビュー10周年メモリアルを一夜限りのファン感謝イベントと銘打って開催した2007年7月22日の『 10th Anniversary in TOKYO DOME』において、１公演で６万7千人ものファンを動員している。
バラエティ番組では飄々とした表情を見せるKinki Kidsであるが、ひとつでも難題である東京ドームでの記録を３本も打ち立てているのである。
いっぽう、ドーム史上最長となる25mものムービングステージ（観客の頭上や目の前を通る可動型ステージ）を導入したのはKAT-TUN。彼らがCDデビューを果たしたのは2006年3月22日だが、このCDデビュー前の５日前に東京ドームで単独ライブ「KAT-TUN SPECIAL TOKYO DOME CONCERT Debut "Real Face"」を開催している。未デビューでのドーム公演は、アーティスト史上初であった。
その３年後にKAT-TUNは、前人未到の８日連続公演を敢行。同一シンガーによる『連続最長記録』を樹立した。ちなみに、同公演は当初7日連続の予定だった。当初38万5千人の定員を予定していたが、応募が84万8千人もの倍の申し込みが殺到したため、急きょ追加の公演が組まれたのである。８日連続の公演という記録はいまだ破られていない。
スターの証でもある東京ドーム公演。そこに樹立された記録の数々はまた、彼らを愛するファンの数の凄まじさを記してもいる。
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