人類が初めて使った楽器は、叩けば音の出る太鼓だろうといわれています。世界中でさまざまなタイプの太鼓が生まれました。日本では和太鼓です。
和太鼓はケヤキなどの木を切り出し、皮を剥いで切断。中をくりぬき、牛皮を張って作ります。こう書くと簡単なようですが、下手な作り方をすると胴がすぐ割れてしまいます。いい太鼓は職人が木の状態を見ながら慎重に作業を進めるため、1個完成させるのに何年もかかるそうです。
和太鼓にもいろいろな種類があり、一般にバチで叩くものを太鼓、手で叩くものを鼓(つづみ)と呼びます。太鼓は誰でも音が出せますが、鼓を素人が叩いても「ペタッ」という情けない音しか出ません。ちゃんとした音を出すには、ある程度の練習が必要です。
太鼓も鼓も、中空にした木に革を張るという基本構造は同じ。しかし、材料は違います。鼓に使う木は桜です。革は?
(1)ヤギ
(2)ウマ
(3)ネコ
答え :(2)
出題:浜川卓也