10月14日にクランクアップを迎え、放送も残り2カ月となった大河ドラマ『花燃ゆ』。同作に吉田松陰役として出演する伊勢谷友介(39)が、自身のTwitterで「いろいろ言われました」とコメントし、作品への思いを語った。
初回こそ視聴率約17%を獲得するも、その後は10%あたりをウロウロ。1桁台を記録した回も少なくなく、いまいち視聴率が奮わなかった『花燃ゆ』。視聴者からも「なぜ杉家の娘を主人公にしたのか意味不明」「物語が安直」「大河でやる必要ないでしょこれ」「テンポが悪い」など、さまざまな否定的な声が上がり、一時は「打ち切りか」とまで囁かれていた。
そうした厳しい声が多く見られた『花燃ゆ』だが、今月無事クランクアップ。主演の井上にも世間の声は届いていたようで、泣き顔を浮かべる一幕もありつつ、「他人から評価されることより、悩み、戦い、励まし合う中で得た絆が、自身の喜びや宝物となった」とコメントし、過酷な状況だったことを伺わせた。
また10月20日には、伊勢谷もTwitterで「いろいろ言われました」と前置きした上で、「戦いを描かない大河は、もしかしたら初めての試みでした。その心意気! 物理的な戦いで解決できる平和は無い。それが真実。草莽崛起が、社会を作る時代。草莽は平和を望むが、自分の命が惜しい。それが現代。新しいビジョンの為の第一歩たるべくした挑戦でした」と、こちらは『花燃ゆ』への熱い想いを語った。
「花燃ゆ」いろいろ言われました。
戦いを描かない大河は、もしかしたら初めての試みでした。その心意気!
物理的な戦いで解決できる平和は無い。それが真実。草莽崛起が、社会を作る時代。草莽は平和を望むが、自分の命が惜しい。それが現代。新しいビジョンの為の第一歩たるべくした挑戦でした。
— 伊勢谷友介 《座右の銘☞挫折禁止》 (@Iseya_Yusuke) 2015, 10月 20
その一方、「役者は別に悪くない。ただ、脚本が悪いだけ」「変なコンセプトを立てた人の存在が嫌」「観てたけど、つまりは面白くないんですよ」という声も上がっているが、残りの2カ月で、そうした声を覆すような物語が展開されることに期待したい。