大横綱・白鵬「気になる去就」と新入幕・御嶽海の「遠藤との因縁」の画像
大横綱・白鵬「気になる去就」と新入幕・御嶽海の「遠藤との因縁」の画像

11月8日に初日を迎えた大相撲九州場所。それに先立つ10月26日、新番付が発表になった。
「先の秋場所で、横綱昇進後初となる2度目の優勝を飾った鶴竜が、初めて東正位に。一方、白鵬は横綱在位50場所目となり、北の湖、千代の富士、大鵬に続く史上4位の偉業を達成しました」(スポーツ紙記者)
その白鵬は左ひざの負傷で、先場所3日目から途中休場。今場所出場するか否かに注目が集まったが、「11月2日、出稽古に来た力士たちと23番を取って全勝。納得のいく稽古ができたようで“(場所まで)1週間切ったので出ますという強い気持ちで臨まないといけない”と話していました」(前出の記者)
目指すは自身が持つ幕内最多優勝回数の更新、36回目の優勝だが、角界関係者はこんな心配を口にする。
「休場は06年の九州場所以来9年ぶりでしたが、白鵬も30歳ですからね。休場明けに無理をしないといいんですが……。貴乃花が右ひざのケガを負いながら、最後の優勝をしたのは29歳のとき。ただ代償は大きく、その後7場所休場、そして引退でしたから……」
白鵬も完治するまで休場するのが望ましいが、そうは許さないのが、後進の目覚ましい成長ぶりだろう。
「鶴竜は“連覇に挑戦したい”と話し、気合い十分。また、“最も横綱に近い大関”照ノ富士も、先場所の優勝決定戦で鶴竜に敗れていますが、右ひざのケガの影響で本来の力を出し切れていなかったというのが、大方の見方です」(前同)
また、角界の将来を担うとの呼び声高い新入幕の御嶽海(みたけうみ)(22)も注目だ。
「東洋大学時代は個人タイトル15冠。初土俵は今年の春場所で、9月場所終了時点で35勝9敗の成績でした。4場所での新入幕は昭和以降、遠藤(25)に次ぐ2位タイのスピード出世です」(同)
御嶽海の地元・長野は空前の大フィーバーとか。「長野県出身力士の入幕は戦後5人目。しかも、1972年以来、43年ぶりですから、盛り上がるなというほうが無理」(前同)
目標は“勝ち越し”と話し、遠藤との対戦を熱望。「実は大学相撲で遠藤とも対戦してますが、2勝3敗と負け越しですからね。勝って因縁の対決に決着をつけたいんでしょう」(同) 九州場所に注目だ!

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