ISISへ強硬姿勢“世界最恐”プーチン大統領が狙う「次の一手」の画像
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「爆弾によって墜落した可能性が高い」10月31日に発生したロシアの民間航空機墜落事故に関し、11月4日に、真っ先にテロ疑惑に言及したのは英国のハモンド外相。 「米メディアも同日、墜落はISISが機内に持ち込んだ爆弾の爆発による可能性があると報じました」(全国紙外信部記者)
奇しくも、その11月4日、米誌『フォーブス』は“世界で最も影響力のある人物”の番付を発表し、ロシアのプーチン大統領が3年連続で1位に選ばれた。「やりたいことができ、うまくやってのける、世界でもまれな人物だ」という同誌のコメント通り、ロシアだけはISISに徹底的な空爆を実施している。
「米国を中心とした有志連合が、限定的な空爆にとどまる中、ロシアの空爆は本格的。その規模には米軍も舌を巻くほどです」(前同)
そんな矢先に浮上したロシア機へのテロ撃墜疑惑。“世界最恐”のプーチン大統領が、いまだ静観し続けているとは意外だが……。
「ロシアは、アラブの春からISISの騒擾に至る一連の動きは“イスラエル・米国・英国・サウジ”らが“イラン・シリア”を葬るために仕組んだ大謀略と見なしているんです。その証拠に、ロシアの通信社『スプートニク』の取材に、ロシア保安長官は“ISISはプロジェクト”と表現しています」(同)さらに、ISISを巡っては、“怪しい状況証拠”が浮上しているという。
「ISIS戦闘員の入れ墨が米陸軍の兵士のものと一致したり、捕捉された兵士が元イスラエル陸軍の将校だったりという事実が、ロシア内では報道されています」(在露ジャーナリスト)
また、驚愕の証言も。「イランの通信社など有志連合に属さない国のメディアは、ISIS最高指導者のバクダディ師と、イスラエルの対外諜報機関・モサドの工作員サイモン・エリオットは、同一人物であると暴露しました」(前同)
実際に、バクダディ師と米保守政治家のジョン・マケイン氏とのツーショット写真まで流出しているというのだ。さらに、「一部の殺害動画がスタジオで撮影された“やらせ”だったとも指摘されています」(前出の記者)
こうした背景が事実とすれば、ISIS、すなわち西側諸国の挑発に過剰反応したくないという、ロシアの心理も理解できる。
「プーチンは今後も粛々とシリアへ介入し、アサド政権を守り続けるでしょう。ロシアにとってシリアは冷戦期からの友好国。シリアの軍港を長年借り受け、地中海における海軍の拠点にしていますし、手放せない権益なんです」(前同)
さらに、プーチン大統領は現在、次の一手を用意しているとも噂されている。「空爆だけで足らなければ、テロリスト掃討の名目で、西側が躊躇する地上軍も投入するでしょうね」(同)
世界一を誇る影響力は、ますます強まりそうだ。

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