冬に気になる「髪の毛の静電気」どうすれば防げる?の画像
冬に気になる「髪の毛の静電気」どうすれば防げる?の画像

 寒い時期になると困るのが「静電気」。せっかくセットした髪が広がってしまい、朝からテンションダウンなんてことはないでしょうか。いわずもがな、静電気の原因は「乾燥」。空気が乾くことで摩擦が起きやすくなり、静電気が発生しやすくなるのです。冬の風物詩といってしまえばおしまいですが、何とか防止を試みたいもの。

 もっとも効果的なのは、乾燥を防ぐこと。つまり「加湿」がポイントということになります。一般的に湿度が35%を切ると静電気は起きやすくなりますから、加湿器などを使い室内の湿度を60%ほどに保てばオーケーです。髪にたまった静電気だけではなく、身体や衣服の静電気も空気中の水分によって放出されます。

 ヘアケアに関しては、市販のトリートメントを使うのがオススメ。とりわけ保湿タイプなら、静電気防止にピッタリです。ちなみに、ハンドクリームを薄く髪にのばしてつけると効果的という声も。髪の毛によいとされる椿の油も、毛髪を油分で包み水分をキープしてくれるので、乾燥防止に役立ちます。

 なお、髪の毛が傷んでいる人は乾燥しやすいとか。カラーやパーマで髪にダメージが残ることもありますから、これからの季節は髪質改善を意識したヘアスタイルにしてもよいかもしれません。また、お風呂あがりやお出かけ前のブラッシングも静電気発生の原因。ポリエステルやプラスチック製のブラシは帯電を起こします。動物の毛や木製のクシやブラシを使い、帯電を抑えましょう。

 服装も静電気に関係します。アクリルやナイロンといった合成素材は静電気を起こしやすく、ある意味大敵。帯電した衣服と髪がこすれることで、髪の毛にも電気がたまります。対して、麻や絹といった天然素材は静電気をためにくいのが特徴です。せめて、マフラーやストールは、こういった素材のモノを使うことをオススメします。もちろん、静電気除去グッズも効果的。スプレーやブレスレットといったアクセサリータイプのグッズも数多く市販されていますから、持っておいてはいかがでしょうか。

 とにかく厄介な静電気。髪の毛だけではなく、ドアノブに触れるとビリっときたり、とにかく気持ちのよいことではありません。ここで挙げた対策テクを参考に、この冬は静電気とオサラバといきましょう。

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