「激近&穴場」の“初日の出絶景スポット”はココだ!!の画像
「激近&穴場」の“初日の出絶景スポット”はココだ!!の画像

 新年最初の日となる元日の朝。このときに上る朝日は「ご来光」といい、神様が降臨する光と信じられています。このご来光を拝み、1年の幸運を祈る風習が日本には古くから根づいていますが、もとは元旦に行われる「四方節」という儀式が起源なのだそうです。古くは平安時代のころより天皇がこの儀式を執り行い、国家安寧を祈願していたといいます。江戸期にすたれた文化ですが、明治以降に再び注目を浴び、このマネをして民衆が拝むようになったことから全国に広がったといわれています。

「元旦」の「旦」という字が、地平線(一)から上がる太陽(日)を表していることからみても、日本人がいかに初日の出を大切にしてきたかが窺えますよね! ……とまぁ、小難しいことはさておき。なにはともあれ、1年の幸福を願うためにぜひ見ておきたい初日の出。でも、混んでいる場所にわざわざ行くのも……というブリュレ愛読者の皆さまに、東京の超穴場的初日の出スポットを、厳選してお届けします!

■暁ふ頭公園(江東区青海) 東京湾から上る初日の出を堪能できる、超穴場スポット。すぐ横に駐車場があり、車でのアクセスが最高。風が強いとかなり気温が下がるので、防寒対策はしっかりと!

■京浜島つばさ公園(大田区京浜島) 羽田空港に面する海岸線にあり、離着陸する飛行機を眺められるスポット。広い芝生広場があるので、レジャーシートと寝袋を持ち込んで、日の出の時間までまったり待つのもオツ。

■羽田の大鳥居(大田区羽田) まわりに視界を遮るものがなく、大鳥居の先から上る美しい初日の出が拝める場所として近年人気を集めています。東京モノレールの天空橋駅から徒歩5分ほどの場所にあるので、探しながら散歩をしてみては?

■羽田空港旅客ターミナル 展望デッキ(大田区羽田) 通常6時30分から開放される羽田空港旅客ターミナルの展望デッキを、元日のみ6時から開放。日の出寸前まで屋内にいることができるので、寒いのが苦手……という人はこちらがオススメです。

■武蔵野の森公園(三鷹市大沢) 調布飛行場に隣接するこの公園は見晴らしがよく、東京にいながらにして地平線から上る初日の出を楽しむことができます。おすすめは園内の「ふるさとの丘」。ここに上ると、滑走路が一望できます。

■日野橋(日野市日野) 多摩川にかかる日野橋は、東側に広く開けた眺望が魅力です。条件が重なれば多摩川の川霧の中に浮かびあがる、幻想的な初日の出が見られます。その後、近くのファミレスなどで朝食をとり、9時からOPENする「国立温泉 湯楽の里」で朝風呂を浴びる贅沢を味わってみては?

■陣馬山(八王子市上恩方町) すぐ近くにミシュラン三ツ星を獲得した高尾山があるため、近年かな~り穴場になっている陣馬山。峠にある駐車場に車を置けば、20~30分ほどの登山で山頂にたどりつきます。雲がなければ朝日で赤く染まる富士山も眺められるので、カメラは絶対必需品です!

 いかがでしたか? 初日の出を見るためだけにわざわざ遠出しなくても、身近に楽しめるスポットがあったりするものです。東京タワーやスカイツリーなどでも元旦特別営業がありますが、こちらは事前予約&抽選という狭き門。みなさんもぜひ、自宅付近で初日の出が楽しめるスポットを探してみてください。ちなみに2016年1月1日の東京都の日の出時間は6時50分頃とのこと。冬の夜明けは冷え込みが厳しいので携帯カイロや温かい飲み物を必ず持参して、快適に初日の出を拝みましょう!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

本日の新着記事を読む