超絶インパクトのお不動様にお参り!! 「新年とっておきのパワースポット」の画像
超絶インパクトのお不動様にお参り!! 「新年とっておきのパワースポット」の画像

 古い年の感謝と新しい年の幸せを願う初詣。せっかく行くならいつもと違う、ちょっとスペシャルな場所へお参りしてみませんか。もしかしたら驚くようなご利益があるかも! というわけで、ここでご紹介するのはとっておきのパワースポットです。

 さて、日本では神社やお寺などたくさんあり、祀られている神様もさまざま。たとえば密教では大日如来の化身、ヒンドゥー教の世界ではシヴァ神として敬い恐れられている不動明王(お不動さま)。日本では激しく燃えさかる炎を身にまとい、右手に「降魔の剣」を左手には「綱」を持つ姿で描かれることが多く、なんとも不思議な雰囲気をもつ神様です。災厄を取り除き、魔を払い、すべての人に分け隔てなくご利益を与えてくれる神として人気を集めていますが、人の死後初七日ののちに天国へと導いてくれる存在として死後のご利益を求める人も多く、まさにオールマイティな神様と言っても過言ではありません。そうした背景から不動明王は人気を集め、日本各地に祀られています。中でも超絶なインパクトがあるのは、大阪は千日前にある、天龍山法善寺の西向不動明王。別名、「水掛(みずかけ)不動」です!

001

 どうですか!? このお不動様、なんと全身が苔だらけなんです。

002

 アップにすると、もうなにがなにやらわかりません! というか、あまりに凄過ぎてちょっとした恐怖すら覚える御姿です!! しかもお不動様が背負う炎には、なぜか苔が生えていないのです。こうした不思議さも、水掛不動が人気を集めるひとつになっています。このお不動様は、もとは宇治は北山村にあったとされその後、現在の地に移転。昭和20年3月13日の大阪大空襲の際に寺の本堂や伽藍などはすべて焼け落ちたものの、このお不動様だけは焼け残ったという逸話ももっています。そこから困難に負けず、困っている人を必ず助けてくれるお不動様として、地元はもちろん全国各地から参拝客が絶えません。

003

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

本日の新着記事を読む