昨今のカフェブームやコンビニカフェの普及でオールシーズン、コーヒーが欠かせないという人も多いですよね。ちなみに私のデスクにはコーヒーが「常勤」しています。この常勤さんはストレスを解消させ、集中させてくれる優れものなんです。普段私たちが飲んでいるそんなコーヒーのもと、いわゆるコーヒー豆は、コーヒーの種子の部分です。それを焙煎したものが店頭に、あるいはインスタントコーヒーの粉として製品化され、販売されています。その種子の周りの実を「コーヒーチェリー」と呼ぶのですが、みなさんは聞いたことがありますか？ いままで使い道がなく、売り物にならなかったため捨てていた実の部分、じつはこれには驚くほどの栄養がつまっていたのです。それがこちらの「５つの成分」です。
●カフェ酸
コーヒーに含まれているポリフェノールの一種で、香り成分。ガン細胞を抑制する効果や動脈硬化予防に期待されています。
●キナ酸
アルカリ性になると細菌が繁殖しやすくなる尿を弱酸性にし、膀胱炎や尿路感染症を予防する効果に期待あり。
●クロロゲン酸
ポリフェノールの一種で、苦みや香り成分。活性酸素の働きを抑え、脂質の酸化を抑え、脂肪燃焼促進効果が期待されます。
●トリゴネン
加熱することでナイアシンに変化。脳を活性化する働きや、コレステロール、中性脂肪を分解する働きも。
●フェルラ酸
ポリフェノールの一種。活性酸素を取り除き、老化を防ぐ働きに加え、肌のしみを防ぐ機能があり、化粧品の成分にもなっています。
いかがでしょう？ ポリフェノールに含まれる抗酸化作用のオンパレードで、その成分量はスーパーフルーツとして話題のアサイーの約１５倍！ とのことです。アメリカやハワイでは人気が高くスキンケアやサプリメントも広まっています。日本ではまだそれほど浸透してはおらず、流通量や加工品も少ないのですが、最近、コーヒーチェリーを乾燥させ、お茶として楽しむ「カスカラティー」というものが出てきてネット通販でも購入可能です。筆者も飲みましたが、優しい甘みと香りが広がり、美味しくいただきました。見かけた方はぜひお試しあれ。ストレス解消と美容効果も期待できる、これからの美は日々のコーヒーライフでゲット！
長谷川正和
８６年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。
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