ロシアの若者たちのあいだでとても危険な遊びが流行している。それは“度胸試し”である。もちろん“おそロシア”と呼ばれるロシアだけあり、行われる度胸試しも普通のレベルじゃない。足がすくむような超高所で行われるのだ。
使われなくなったと思われる高い鉄塔を映すところからはじまる動画。ロシアの若者たちが、その鉄塔の一番上まで登り、飛び出した鉄骨にぶら下がったり、逆立ちなどを行う様子が収められている。若者達は「俺が一番度胸あるんだぜ」と言わんばかりに、ぶら下がったまま片手を離したり、動きまわったり、ブリッジを披露したり。無論、彼等に命綱はつけられていない。
しかし、こうした度胸試しではもちろん死亡者も出ている。ロシアの１７歳の青年は、上記のように建物の屋上に片手でぶら下がったり、橋の欄干の鉄骨に立ちが上がるパフォーマンスをＳＮＳでアップしていた。とある日、ロープとハーネスをつけて、９階建ての建物の屋上から落ちるフリをするというパフォーマンスを実行した。だが、宙吊りになった後、その重さにロープが耐え切れずに青年は地面に落下。救急搬送されたが、帰らぬ人となってしまった。その青年のＳＮＳは、「急いで準備完了！」とのコメントともにハーネスとロープの画像がアップされて以来、更新されていない。
ロシア政府は、この様な撮影で悲惨な事故が多発していることを受け、ウェブサイトなどで安全運動を開始している。高所恐怖症の人はもちろん、小さな頃から高い場所で生活していて高所に恐怖心を抱かない“高所平気症”の人も絶対に真似しないでほしい。
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