空を自由に飛びまわるアメリカ生まれのヒーロー『スーパーマン』になった気分が味わえる「Ｓｕｐｅｒｍａｎ Ｗｉｔｈ ａ ＧｏＰｒｏ」なる動画が話題となっている。ウェアラブルカメラ・ＧｏＰｒｏを拾ったスーパーマンが落とし主を探して届けに行く、というシンプルな動画なのだが、その撮影方法がじつにユニークでクリエイティブなのだ。
動画の冒頭、ＧｏＰｒｏを拾ったスーパーマンは、直後駆け出し空にテイクオフ！ おなじみの腕を伸ばしたポーズで飛び回り、空から見つけた悪党を懲らしめたり、火事現場から女性を救出したりと大活躍をみせる。その後、無事に落とし主にカメラが届けられ、驚いた表情を映し出し、スーパーマンが飛び立つところで動画は終了する。スタジアムや田舎の農場など、美しい上空からの景色が撮られているだけでなく、演出や編集技術も秀逸な動画だが、じつはこちらはドローンを用いて撮影されたもの。２０１５年に世界で初めて開催された、ドローンを使って撮影された映像だけを集めた『ドローン映画祭』で最優秀賞を獲得した作品である。
首相官邸の屋上やホワイトハウスに墜落したり、ドイツのメルケル首相に接近したりといった、良くないニュースも度々聞かれるドローン。日本では、航空法の一部改正によって基本的なルールが定められているものの、のぞきや空の交通整備問題など、まだ課題は多く残っている。しかし映画『００７ スカイフォール』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などでは撮影にも使用されており、クリエイティブな方面でもその可能性は未だ未知数である。メリットとデメリットを理解した上で法整備も進み、上手く活用されることに期待したい。
★「Ｓｕｐｅｒｍａｎ Ｗｉｔｈ ａ ＧｏＰｒｏ」
https://youtu.be/H0Ib9SwC7EI
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