南アメリカや中央アメリカに生息する動物ナマケモノ。その名前のとおり、生活の全てが怠惰だと証明する動画がYouTubeに公開され、「オッサンみたいだけど可愛すぎる」と話題になっている。
『ナマケモノの食事』とタイトルがつけられた動画では、ニンジンとセロリが入った餌の容器が置かれた横に、ゴロンと寝転がったままダラダラと怠けながら餌を食べるナマケモノが撮られており、その姿がなんとも憎めなく、「食事のときも怠けてるとは!」「想像通り怠けてるけどずっと見ちゃうな」といったコメントが寄せられている。
ニンジンを口に運びモグモグ、セロリに手を伸ばしては、臭いを嗅いでポイ。そして、面倒臭そうに餌入れに手を突っ込み、再びセロリを手にする。しかし、やはり臭いを嗅いでポイ。見かねた撮影者は、ナマケモノがニンジンを取りやすいように餌の位置を変え、ナマケモノは見事ニンジンをゲット。臭いを嗅いで満足気な顔で食べる様子が収められている。
怠けているくせに、食事選びには決して妥協しない精神が見られた動画だったが、実はナマケモノは“満腹状態のまま餓死する”動物なのだという。哺乳類でありながら変温動物であるナマケモノは、気温の低い日が続くと腸の調子が悪くなり、食べ物が消化吸収できずに満腹のまま餓死してしまうのだという。
一日に8gほどの餌で十分な栄養素が摂れてしまうため食費がかからず、ペットとしても人気のあるナマケモノ。飼ってみようと思う人は温度調節に注意が必要。ちなみに、泳ぎだけは素早いらしい。
★「ナマケモノの食事」
https://youtu.be/c4OgUt5nWUI