上島竜兵も犠牲に!「芸人殺し」黒柳徹子が引き起こしたハプニングとは?の画像
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 黒柳徹子(82)が司会を務めるトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)が今年で放送40周年を迎える。この番組の特徴の一つに編集をしない撮って出しの手法があるが、ライブと同じような状態だと、やはり起こってしまうのがハプニング。もはや名物となっている『徹子の部屋』ハプニングの代表的なものを紹介したい。

『徹子の部屋』の第一回は1976年2月2日。ゲストは日本を代表する喜劇役者・森繁久彌(満96歳没)であった。番組冒頭、徹子が森繁を「部屋」に招き入れたときのこと、森繁が徹子の衣装を褒めたついでにバストにタッチ! 徹子は「いやだあ~!」と照れまくり、森繁流あいさつのおかげで和やかな番組スタートとなった。2人は徹子が20歳頃からの付き合いで、そのたびに「一回、どう?」「今度ね」とからかい合う仲だったという。

 俳優の小沢昭一(満83歳没)とは「扮装シリーズ」と称して、コンビでさまざまなコスプレを見せてきた徹子。2003年2月の小沢ゲスト会では、小沢は代表作『唐来参和(とうらいさんな)』での老婆姿に、徹子はその前年、パルコ劇場で演じた『ブロンドに首ったけ』の衣装で登場した。話は互いの仕事の近況報告になったが、徹子が、ストリッパー役を再現する流れで衣装の胸元をペロリ。すると、本物かと見紛うばかりの立派なバストが剥き出しになったのだ! 「あ~あ~、大胆なことなさいますね」とたじろぐ小沢を意に介さず「これ? 特殊メイク」と自分の話を続ける徹子。ニセモノとはいえ、真っ昼間にバストが大写しになったのだから、お茶の間はさぞビックリしたことだろう。

 2005年3月のボビー・オロゴン(49)登場回は荒れに荒れた爆笑回だった。初っぱなからボビーの「いつもお世話になっております」のトボけたあいさつに「お世話した覚えは一度もないです」のカウンターをかます徹子。連発するボビーの天然発言に徹子がついに「ゲストだと思うからお話をちゃんと承ってるんです!」とブチキレる場面も見られた。最終的には徹子がたびたび訪れているアフリカの話で盛り上がるなど、和解したようだが、「優しいオババだ」などボビーのおおらかな振る舞いにさすがの徹子もピキピキしているようだった。

 ダチョウ倶楽部も持ちネタを台無しにされた過去が。2013年3月の登場回で持ちギャグ「どうぞどうぞ」の誕生秘話を話したダチョウ倶楽部。すると、話を聞いていた徹子が「どうぞどうぞってもう一回やっていただける? それでコマーシャル行きますから」とまさかのリテイクをおねだりしたのだった。いまやったギャグをもう一度するというのは芸人とっては冷や汗モノ。慌ててどうぞどうぞに持っていったダチョウ倶楽部だが、徹子は淡白に拍手をした後「コマーシャル行きます」。この頃から一部の芸人たちの間で「徹子の監獄」と呼ばれるようになった。

 最後は、「芸人殺し」ともいわれる徹子の部屋において、なんとか爪痕を残して帰りたいと意気込んでいた小島よしお(35)のエピソード。ゲストで登場した2008年当時、ブームにもなっていた持ちネタ「そんなの関係ねえ!」を海パン姿で披露するも、徹子には「そこでおしまいですか?」と一蹴されてしまった。子どもに人気のオッパッピーも徹子にはまったく響かなかったようだ。

 テレビ草創期から活躍し続ける徹子は歴史の生き字引だ。本人は90歳過ぎの50周年まで続けたいといっている『徹子の部屋』だが、82歳であのパワフルさ、徹子ってやっぱり生けるレジェンドかも!?

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