その宝石、ホントに本物? 2月の誕生石「アメジスト」は特に要注意!!の画像
その宝石、ホントに本物? 2月の誕生石「アメジスト」は特に要注意!!の画像

 2月生まれの誕生石といえばアメジストです。その紫色の輝きは癒しと安らぎをもたらしてくれるといいます。そんなアメジストを求めに宝石店を覗いてみたら、石の名前が書かれた横に「天然(非加熱)」や「合成」など、さらに石の色や形もさまざまな種類のものが。店主に聞きづらくて、笑顔で退店! ……そんなこともあるかもしれません。

 石は、大まかに天然石と人工生産物に分けられ、天然石が「宝石」と定められています。天然石には、研磨やカットだけ施された、いわば「すっぴん」のものと、人工処理である「化粧」をされたものがあります。2004年までは処理の仕方にも優劣があったのですが、今では一般的に処理は処理としてまとめられています。そんな「化粧」の方法を一部紹介しますと下記の4つになります。

1)加熱処理
宝石を加熱して、本来もっている色を引き立たせる方法
2)含浸処理
オイルや樹脂、着色液を染み込ませて光沢や透明度、色を変化させる方法
3)放射線処理
放射線を照射し、色を変える方法
4)コーティング処理
表面に金属や樹脂を被せ、着色する方法

 もともとの色が薄いとか、傷だらけだったとしたら、なかなか手に取りづらいですよね。外に出て少しでもよく見られたい。そのための化粧なのですね。

 また、次のものは化粧のレベルを超えた、もはや宝石とは呼べないものです。
●合成宝石……天然宝石と同じ物質であるものの科学的に合成されたもの。
●人造宝石……キュービックジルコニアなど、天然宝石と異なる物質を使用して造られたもの。
●模造宝石……ガラスや磁器、骨などを加工してつくられたもの

 アメジストの場合は、日光や紫外線に当たると退色する可能性があるので、暗いところに置いてある、またはサンプル以外をケースにて保存している、といったところが品質の高いお店かもしれません。基本、鑑定書には加熱や含浸などの処理方法が記載されていますので、もしアメジストを買われる際にはそちらも参考にしてください。やはり女性も宝石も「すっぴん風メイク」くらいがステキかも?

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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