30年ほど前、桜内義雄という外務大臣が訪米し、記者たちの前でこう自己紹介しました。「アイ・アム・チェリー」 本人としては、名字をもじった軽いジョークのつもりだったのでしょう。しかし、場は和むどころか、ドッチラケになってしまいました。実はアメリカのスラングで、チェリーには“未経験”の意味があったのです。
このような、教科書には載らない意味で使われる単語は他にもたくさんあります。果物つながりで言うと、レモンもその1つです。日本では爽やかなイメージがありますが、アメリカでは「できそこない」とか「欠陥品」といった意味で使われています。褒め言葉のつもりで女の子に「キミはレモンのようだ」なんて言ったら、ひっぱたかれてしまいそうです。
アメリカの女の子を褒めるときは、別の果物にたとえる必要があります。「かわいい」とか「魅力的」という意味で使われる果物は?
(1)アップル
(2)ピーチ
(3)グレープ
答え:(2)
出題:浜川卓也