女性の多くが抱えている「冷え性」——身体の他の部分は冷たくないのに、手足の先や腰などは冷えた感じが続いてしまう。男性で「冷え性がツライ……」というのはあまり聞かないのに対して、７割近くの女性は、この症状に悩まされているとか。
「冷え性」は単に冷えるだけではなく、肩こりや腰痛、むくみや肌荒れといった、様々なトラブルの原因にもなります。男性に比べて女性が多い理由としては、「熱を作り出す筋肉量が少ない」「血行不良を起こしやすい」「皮膚の表面温度が低い」「加齢に伴いホルモンバランスが崩れやすく、自律神経が乱れるため」など諸説ありますが、いずれにしても女性にとって大敵であることに変わりありません。
そんな冷え性の対策のひとつが「入浴」ですが、毎晩バスタブにお湯を張るのは大変で、水道代だってバカになりません。「普段はシャワーで済ませている」という人も多いでしょうし、都心部での一人暮らしだと、ユニットバスでシャワーしか使えないケースもあります。
では、シャワータイムに冷え性対策はできないかというと、決してそうではありません。「シャワーだけだと全身が温まらないのでは？」と思いますが、ある部分をケアすることで、効果を得られます。それが「足湯」です。
やり方はカンタンで、「ひざ下まで入るバケツ」をひとつ用意すればオーケー。そこに、４０℃くらいの、ちょっと熱めのお湯を張って、足をつけながらシャワーするのです。お風呂用のイスに腰掛けながら、シャワーを浴びるような感じになりますね。そして、バスルームから出る前は、足に冷水シャワーをしてください。血液の循環が良くなり、足から温まってきます。
このように、シャワーだけでも冷え性対策はできます。もちろん湯ぶねにつかるのがベストですが、手軽に済ませたいなら、ここで紹介した「冷え性」ケアを試してみては？
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