２月１２日に、テレビ番組『快傑えみちゃんねる』（関西テレビ）へ出演した草野仁（７１）が、同じく司会者として活躍するジャーナリスト・池上彰（６５）について「相性があわない」と言及する場面があり話題となっている。
同番組の後半で、司会者の上沼恵美子（６０）が草野に対して唐突に「池上さんのこと嫌いでしょ、草野さん。あの人、（テレビ出演を）一度辞めると言ってたのに、あっちゃこっちゃ出てねえ。年末年始に番組やったりしてるし」と、話を切り出した。かつて同時期にＮＨＫ職員を務めた草野と池上だが、上沼による突然の話題の振り方には草野も困惑した表情を見せた。しかし草野自身にも思うところがあったのか、「彼は取材記者なので、僕とは接点がなかったんですけど……」と戸惑いつつも「ちょっと相性は合わないかなとは思いますね」と答えた。
「上沼さんがゲストに切り込んでいくのは、この番組の名物であり、毎回反響も大きいです。ただ今回にかぎっては、当の上沼さん自身もまさか草野さんが乗ってくるとは思ってもみなかったのではないでしょうか。草野さんは池上さんの６年先輩に当たるんですが、報道志望で入社したにも関わらずアナウンス室に配属されたことで、ジャーナリストとして活躍する池上さん対してある種の嫉妬があるようです。約１２年のあいだ同じＮＨＫ職員として働いた二人ですが、互いにフリーとなったこれまでに接点はほとんどありません。今回の草野さんの発言は、番組終盤のほんのひと幕でしたが、彼の意外な本音をとらえた貴重な発言なのではないでしょうか」（スポーツ紙記者）
アナウンサーとして採用されたことに不満を抱き、それでも報道への夢を諦めきれずスポーツアナへの道を進んだ草野は、その後にロサンゼルス五輪の総合司会などを務め「スポーツの草野」として確固たる地位を築き上げた。今回、上沼恵美子によって無理矢理引き出させられたように見えた「池上彰とは合わない」発言だったが、若き日の悔しさを捨てきれない、草野の意外な本性だったのかも知れない。
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