石坂浩二、島田紳助も絶賛した「品格」と「大人力」

 執拗なイジメに遭い、理不尽な仕打ちを受けても、余裕綽々な佇まいで冷静な対応――さすが徳のある御仁は、違いますな!

「これだけのビッグスターになった方が、こんなイジメみたいなことに遭うなんて、信じられない」とダウンタウンの松本人志(52)も呆れ、驚いたのは、大御所俳優・石坂浩二(74)の“陰湿パワハラ”降板報道だ。「テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』のプロデューサーA氏が、2年以上にわたって石坂さんのコメントや出演シーンを意図的に編集カットし、自主降板に追い込もうとしていたとのことです。実際に最近、石坂の番組での発言は“こんばんは”と軽く挨拶をしたり、相づちを打ったりするくらいのもので、視聴者からも疑問の声が上がっていました」(芸能記者)

『なんでも鑑定団』は今年で23年目を迎える、テレビ東京の人気長寿番組。1994年に島田紳助と石坂の司会でスタートし、2011年に紳助が芸能界を引退したあとは、今田耕司を新司会に迎え、石坂とのコンビで番組が継続され、今も高視聴率を誇っている。その最大功労者である石坂が、なぜ、こんな仕打ちを受けることになったのか。

「石坂とA氏との関係がおかしくなったのは、今から10年ほど前。A氏が新しく番組プロデューサーとなった直後の納会で、A氏は番組内の石坂のコーナー『鑑定ルーム』について、“なんであんなつまらないコーナーをやっているのか!”と石坂に罵声を浴びせたといいます。その後も、酒の席で石坂に絡んでトラブルを起こしたことが何度かあったそうです」(前同) プロデューサーは、番組の最高権力者であることは間違いない。だが、芸能リポーターの川内天子氏は、こう断言する。「だからといって、石坂さんのような、テレビ界のレジェンドとも言える俳優さんの存在を、ないもののように扱うなんて前例は、聞いたことがありません」

 引退し、芸能界復帰はないと明言している紳助も、この騒動にはさすがに黙っていられなかったのだろう。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で報じられた芸能リポーター・井上公造氏との談話で、2人のトラブルに関しては記憶が定かでないとしながらも、「(番組開始)当時は予算もなかったため、自分のギャランティを折半にする形で石坂さんに出演をお願いしたところ、快諾していただきました」と、知られざる番組誕生時の秘話を明かし、「僕から確実に言えることは、石坂さんなしでは、あの番組の成功はなかったということ。石坂さんには番組に品位と格をつけていただきました。今でも本当に感謝しています」と、石坂こそが番組のキーマンであることを強調するコメントを寄せている。

 放送ジャーナリストの小田桐誠氏も、こう語る。「まさにその通りで、石坂さんの博識さ、教養の深さがあったからこそ、バラエティ番組でありながら、視聴者の知的好奇心を刺激する新たな魅力が加えられ、高い人気を呼ぶことになったんだと思います。紳助引退後に番組が続いたのも、その存在が番組の雰囲気作りに大きな役割を果たしてきたから。石坂さんが番組を守ったと言ってもいいと思いますよ」

 だが、すでに、番組刷新を理由に、石坂の降板は決定。4月からは、フリーアナの福澤朗が今田とのコンビで番組の進行をすることが発表されている。「テレ東は、石坂に4月からBSジャパンで新番組『開運!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン(仮)』の司会のポストを用意したことで、スムーズな移行を強調していますが、視聴者に与えた不信感は、そう簡単に拭うことができないんじゃないでしょうか。福澤アナも、やりにくいと思いますよ」(テレビ誌記者)

 ここで最も気になるのは、石坂の心境である。普通なら、怒りに打ち震えていてもおかしくはないが、「ワイドショーの直撃を受けた石坂は、“(発言カットに)たとえ感じることがあっても、私個人の問題ですからね”と複雑な心境をにじませつつも、問題のプロデューサーへの怒りや恨みを一切語ることはありませんでした。そればかりか、“僕より(現金授受問題で辞任した)甘利さんのほうが大変ですよ”ととぼける余裕を見せたのですから、驚かされました」(前同)

 2年以上もの不遇に耐え、なおも、これだけ紳士な対応ができるものだろうか。現在、そんな石坂の対応が「大人すぎる」と絶賛されている。「爆笑問題の太田光は、自身のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』で、“俺は石坂さん、カッコいいと思うよ”と称賛していたほか、ネットなどでも“男らしい!”という声が集まっています」(前出の芸能記者)

 前出の川内氏も、そんな石坂への賛辞を惜しまない。「紳助さんの思いを受け、2人で作り上げてきた番組に、誰よりも誇りを持ち、深い愛情を持ってらっしゃるんでしょうね。番組の品格を損なうような発言は絶対にしないんだという強い思いが伝わってきて、感動しました。そんな石坂さんの姿に勇気づけられた中高年男性は多いと思います」 本誌も言わせてもらおう。石坂浩二、あんたは男だ!

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