30数年ほど前、明石家さんまさんをインタビューしたことがある。当時、すでに大スターであり、アタシも大ファンだったので、事務所からインタビューのOKをもらったときは凄く嬉しかったことを憶えている。

 当日、赤坂あたりで会ったさんまさんは男盛りの色気を漂わせたイイ男だったが、少し疲れ気味なのか、元気がないように見えた。インタビューに対し、いまいち気持が乗らないようで、「あ、適当に書いちゃってもいいよ」みたいなことをいっていたが、そんなときでも目の奥はキラリと光っていた。それは、テレビで見せる頭の回転の良さ、しゃべり続けるすさまじいエネルギー。そんな特徴を感じさせる目の輝きだった。

 だから、さんまさんとのインタビューはとにかく緊張した。あまり具体的なエピソードは話してもらえなかった。だが、30分くらいの短い時間にも関わらず、満足できる記事が書けるくらいはちゃんと話してもらい、インタビューは無事に終了した。その瞬間、よくまとめてくれた、さすがさんま師匠だと、感心したこともよく憶えている。

 さて、さんま師匠を育てた大阪の街を代表するレース場・ボートレース住之江で、G1太閤賞競走開設59周年記念(2/20〜25)が開催されている。優勝候補一番手は、昨年の太閤賞を制したディフェンディングチャンピオン・山崎智也(群馬)だと考えているが、地元・大阪勢の精鋭も雪辱を果たそうと気合いが入っている。その筆頭が近況、絶好調の太田和美を始め、松井繁、田中信一郎、丸岡正典らだ。また、彼ら大阪勢に加え、桐生順平(埼玉)や茅原悠紀(岡山)など、次世代のホープも参戦し、激闘が繰り広げられる予感。大いに楽しみだ。

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