体調不良や免疫力アップに効果的な「爪もみ」がすごい!の画像
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 手は第二の脳と呼ばれることもあります。手足の先には動脈と静脈を結ぶ血管がたくさんあり、心臓から送られた血液はここを巡り静脈血に合流していきます。とくに爪の生え際は神経繊維が密集する場所で、ここを刺激すると手先を巡る血液をスムーズに流し、乱れた自律神経を整えてくれる効果があります。そのため免疫力も正常化するというのです。自律神経のバランスを崩しがちな春に向けて「爪もみ」で免疫力をアップさせておきましょう!

 さて、ではどこをもめばいいのかというと、爪の生え際から2ミリほど下、第一関節寄りの部分。その部分の側面を反対側の手の親指と人差し指で、挟むようにもみましょう。指の第一関節の膨らんだ部分から爪のほうへ上がると、急に細くなる箇所があると思います。ここを押してください。

 両手の親指、人差し指、中指、小指の4本の指の爪の生え際をもみます。薬指はもんでいいという説も近年出てきましたが、薬指の神経は交感神経を刺激する働きがあるため、ここでは省きます。なお、もんでゆく指の順番は特にありません。

 1本の指につき10秒ほどもんでいきます。気になる症状があるときは20秒ずつもみましょう。1日に2~3度行うと効果的です。もむ強さはちょっと痛いと感じるぐらいです。指をもんで痛いところは不調の可能性も。気になる症状に対応する指は念入りにもんでみてください。

【症状別リスト】
●親指→肺など呼吸器:アトピー、せき、喘息、リウマチ、ドライマウス、円形脱毛症など
●人差し指→胃や腸など消化器:潰瘍性大腸炎、クローン病、胃・十二指腸潰瘍、胃弱など
●中指→耳の症状:耳鳴り、難聴など
●小指→心臓や腎臓などの循環器:脳梗塞、物忘れ、パーキンソン病、不眠、メニエール病、高血圧、糖尿病、痛風、肩こり、腰痛、椎間板ヘルニア、動機、頭痛、腎臓病、尿漏れ、頻尿、精力減退、肝炎、しびれ、ダイエット、生理痛、子宮筋腫・内膜症、更年期障害、顔面神経痛、自律神経失調症、パニック障害、うつ、目の病気など

 もちろん足の爪の生え際をもむのも効果的です。また、副交感神経を優位にしてくれる腹式呼吸と組み合わせてやるのもオススメです。その場合、息をゆっくりと吐きながら爪を押し、息を吸うときは刺激する力を緩めるようにしましょう。爪もみなら仕事や家事の合間にできて手軽ですよね。さっそく試してみましょう!

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