新人王最有力は阪神・髙山!? プロ野球「ドラ1組」キャンプ報告の画像
新人王最有力は阪神・髙山!? プロ野球「ドラ1組」キャンプ報告の画像

 プロ野球キャンプも、いよいよ中盤に突入。徐々にドラ1選手たちの実力も明らかになってきた。はたして彼らの中に、未来の球界を担うヒーローはいるのか――。

 現在、スポーツ紙記者の間で新人王最右翼と目されるのが、阪神の髙山俊(22)。髙山といえば、高田繁が持つ東京六大学リーグでの通算安打記録を48年ぶりに更新し、注目を浴びていた。「とにかく、スイングスピードが速い。六大学の審判が“あんなに速いスイングは見たことない”と舌を巻いたとか」(球界関係者)

 実際にキャンプに入っても、前評判通りの動きだ。「髙山はキャンプ3日目にフリー打撃に臨むと、59スイング中、20本の柵越えを放ちました。掛布2軍監督も“想像を超えていた。こんなにルーキーが打ったのは、いつ以来だろう”と大絶賛。記者の間では早くも“金本級”ともっぱらです」(スポーツ紙記者) キャンプは2軍スタートだが、これは昨秋に右手首を故障した影響で、キャンプ中に1軍に上がってくることは間違いないという。

 柵越えでいえば、ロッテの平沢大河も負けていない。「平沢は、初のフリー打撃で52スイング、6本の柵越え。髙山に比べれば見劣りしますが、高卒の左打者でいえば松井秀喜の4発を上回る数字。立浪以来、28年ぶりとなる高卒の野手開幕スタメンの可能性もありますよ」(スポーツ紙デスク)

 その平沢をライバルと公言しているのが、楽天のオコエ瑠偉(18)だ。「オコエの出身校である関東一高は、個性を伸ばす指導法なので、バッティングが粗い。話題性が大きいので、1軍でキャンプインしていますが、開幕スタメンは現時点では難しい。ただ、身体能力は抜群ですから、いずれは頭角を現してくるでしょう」(前同)

 最後は、高橋新監督が期待を寄せる、巨人の桜井俊貴(22)。昨秋の明治神宮大会の東北福祉大戦で、江川卓の記録を上回る18奪三振の大会タイ記録をマークした逸材だ。「桜井の武器は、抜群の制球力と、打者の手元で伸びる“火の玉ストレート”。フリー打撃で相対した坂本もストレートを予告されていたにもかかわらず、空振り。“球種が分かっていても打てない”と手放しで称賛していました」(同)——未来の球界を担う若きヒーローたちをグラウンドで見る日が、待ち遠しい。

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