半身浴より「部分浴」!! 時間も光熱費もかけずにポッカポカの画像
半身浴より「部分浴」!! 時間も光熱費もかけずにポッカポカの画像

 昔から病気の療養に湯治が行われていたように、体を温めることは非常に良い効果をもたらします。血管が拡張して血流が増えることで、体の隅々まで新鮮な酸素が送り届けられ、人間が本来持っている自然治癒力が高められるのです。一番イイのは入浴ですが、忙しかったりするとあまりゆっくりとは浸かっていられませんよね。

 そこでオススメなのが「部分浴」。半身浴や足湯は何年も前からブームになっていますが、部分浴もうまく行えば、部分的な疲労回復や症状の改善に効果があるのです。いずれも4~6分の短時間で47度ぐらいの熱めのお湯を推奨しています。じんわり汗をかいてくるのが気持ちいいですよ!

●足湯
 両足のくるぶしの中央までお湯に浸けます。腎臓が弱っている人や脱腸、手足の冷え、足の疲労などに効果アリ。また、咽喉の痛み、婦人科系の疾患改善にもオススメです。汗が出てこない場合には、2~3分長めに入ってください。お湯から足を出したとき、赤くなっていれば効いている証拠です。

●脚湯
 ひざの中央までお湯に浸ける方法で、消化器系の弱っている人に効果的です。湯温を一定に保つためにさし湯をしながら行ってください。ひざから下が赤くなるまで続けること。

●腰湯
 おヘソぐらいまで浸かる、いわゆる半身浴。腰から下に疾患のある人に適した方法で、お湯に浸けていた部分が赤くなるまで行ってください。手術後の経過が悪い人にも向いています。

●ひじ湯
 肋間や大胸筋の硬直をゆるめる効果があり、気管支や肺などの呼吸器疾患、心臓の痛み、肋間神経痛、寝違えなどに良いでしょう。少し大きめのタライなどを用意し、手が赤くなるまで続けてください。

 あたたかくなったと思えばまた寒さの戻る季節の変わり目、体調を崩さないためにも部分浴はオススメです。最近は足湯用のバケツが1000円前後で売られています。また、保温効果のある電気式の足湯器も人気のようです。全身浴より時間も光熱費も節約できる部分浴、クセになりそう!?

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