ジャニーズJr.の知られざる「下積み生活」は過酷だった!の画像
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 関東と関西、さらには名古屋や他府県にもいるジャニーズJr.たち。ジャニーズものまねで大人気となったお笑い芸人・ジャガーズの芸で、ジャニーズJr.の存在は、ファン以外の人々にも知られてきたのではないだろうか。その数は「700人Jr.説」が一部で流布したほどだが、レッスン料が無料で参加自由ということもあり、いかんせん入れ替わりも激しい。そのため正式な人数を把握している者は皆無だという。では厳しいレッスンをパスして、先輩ジャニーズのバックダンサーとして舞台に立てるようになったJr.たちは、ライブ裏でどんな顔を見せているのか。

 昭和の時代から変わらないのは、Jr.たちの控室が基本大部屋であるということだ。休憩、練習、食事の全てを同じ室内で行う。舞台映えする趣味・特技があるJr.は、稀にステージで見せ場を与えてもらえるため、練習には余念がない。廊下で練習することもある。

 売れっ子Jr.は1公演で1km以上走行するほどハードで、1日3公演も珍しくない。動きなどの習得の早さはもちろんだが、3公演に出演できる肉体、精神力、暗記力も問われてくる。ジャニーズライブの見どころは、早着替えだ。もはや伝統芸能になった感があるため、Jr.たちも2重、3重に衣装を着ることが多い。そのうえで、先輩たちのお手伝いもマストとなる。ハーネス装着といったフライングの手伝い、ローラースケートの装着もJr.の役目。スターの命を預かっているも同然のこの責務は、優等生Jr.が担う。

 衣装は先輩から受け継いだお下がりが基本だ。「菊池」と油性ペンで書かれたジャケットを「井上」くんが着用するのは、日常茶飯事。自分の体形に近い衣装、フィットする靴を体形の合った先輩のものから選んでいく。レッスン、ライブは学校帰りが多いため、用意される夕食は決まってホットミールである。冷たいお弁当ではなく、学校帰りの子に温かいものを食べさせたいという配慮だ。

 大半が未成年、中学生以下の子も多いので、就業規定時間の20時になる前にはステージから去り、コンサート中でも帰宅する。主役のスターたちに会わず、帰宅することも当たり前だ。そんな下積みから解放される日がいつくるのかもわからないまま、Jr.たちはただひたむきに頑張る。SMAPも嵐も例外はない。華やかな表舞台の裏にはそんな過酷な試練があるのだ。そう思うと、テレビで活躍するジャニーズアイドル達がより一層輝いて見えるかもしれない。

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