「赤パンツ」の開運法、実は運気を下げるって本当!?の画像
「赤パンツ」の開運法、実は運気を下げるって本当!?の画像

 申年ということで今年は例年以上に「赤パンツ」が取りざたされています。ネットで検索をかけてみても、赤い色の肌着を身につけるとラッキーになれる、健康になれる、金運が上がる……と、いいことばかり書かれていますが、実は、赤パンツには「運を下げる」可能性があったんです!

 そもそも「赤」は、人の闘争本能を高める色。活力を与え、前向きな気持ちにさせるだけでなく、アドレナリンを分泌させ、興奮状態に陥らせる色といわれています。地球から見ると赤く燃えているように見える火星は「戦いの星」と呼ばれ、西洋では古来から赤色は戦いの象徴。また風水では、赤いお財布は金運を焼き尽くしてしまう、凶運の財布と呼ばれています。これは赤色が欲望を刺激し、無駄なことにもついついお金を使ってしまうためなのだとか。心理診断でも、赤を好む人は外交的ではあるものの他人に対して見栄を張りたがり、攻撃的で冷静性、客観性に欠けるとされています。特に男性は、他人を指導したがるモラハラタイプが多いとか。

 考えてみてください。本当に「赤」が健康によくて人を活性化させるならば……世界中の病院が、壁やリネン、患者用のパジャマを、赤色にすると思いませんか。でも、赤くしないのは、赤色が人を興奮させてしまうため。落ち着きを取り戻し、身体を鎮めるために白や水色、淡いグリーンといった色が選ばれているんです。

 このように人を「攻撃的」にしてしまう赤色を、カラダの重要な部分を包む下着に使ってしまうと、自分が持つ本来の波動が乱されてしまうことになるかも!? いらぬケンカを売り買いしてしまったり、事故に遭いやすくなったり、ご近所トラブルに巻き込まれたり、赤パンツをはいてしまうと運を下げるどころか、取り返しがつかないトラブルにハマってしまうかもしれないのでご用心です。平和にのんびり、まったりと暮らしたいのであれば、むしろ赤いパンツを履かないほうがよいかもしれません。

 ちなみに、ケガや病気により体力が落ちている人や、もともと気が弱い人、元気がなくなってきたお年寄りは赤パンツの効果で元気になることもあるので、そうした人が身につけるのは問題ナシ。あなたの周囲にトゲトゲしている人がいたら、もしかしたら赤パンツを履いているかもしれません。そんなときはぜひ、白いパンツをプレゼントして闘争心を抑えてあげましょう。彼へのプレゼントも、できる限り「赤」を避けたほうが無難ですよ!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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