お酒のお供で健康に? 意外な「おつまみ系」発酵食品の画像
お酒のお供で健康に? 意外な「おつまみ系」発酵食品の画像

 風邪の予防や免疫力のアップに効果的と、近年注目されている発酵食品。味噌や納豆、ヨーグルトがその代表ですが、実はほかにも身近なところにたくさんの発酵食品があるのをご存知ですか。たとえば以前ブームになったデザートのナタデココは酢酸菌の一種であるアセトバクター・キシリナムをココナッツジュースに加え発酵させたものです。そのほかパンや鰹節など私たちの食卓は数多くの発酵食品で成り立っています。そして、お酒も発酵食品。上手に摂ることで、美容や健康に良いことは知られていますよね。ここでは、そんなお酒と一緒に食べられる、意外な発酵食品「おつまみ」をまとめてみました。

●サラミ
 主に豚のひき肉に塩やスパイスなどを混ぜ合わせて豚の腸に詰め、低温で乾燥・熟成させたイタリア発祥の保存食です。国や地域によって独自の製法が工夫されていますが、乳酸菌発酵を利用して熟成したものが多いようです。貧血の予防、食欲増進に効果があります。

●アンチョビ
 ピザやサンドイッチによく使われるあのしょっぱい魚のオイル漬けも、実は発酵食品です。アンチョビとは、地中海などで穫れるカタクチイワシのこと。そのカタクチイワシを塩水に漬け、発酵熟成させてからオリーブオイルを加えたものがアンチョビなのです。DHA・EPAのかたまりで、骨粗鬆症の予防や中性脂肪を低下させる働きがあります。

●ザーサイ
 中国四川省の特産品で、カラシ菜の一種である搾菜(ザーサイ)を使った漬け物です。搾菜の肥大した茎を塩漬けにしてから日干しし、白酒、山椒、トウガラシなどと漬け込んで発酵させたものです。カルシウムのほか食物繊維も豊富で、胃腸の調子を整えるにはもってこいです。

●タバスコ
 ピザやパスタにかけるタバスコも実は発酵食品なんです。トウガラシに塩を混ぜて熟成させ、その後、穀物酢を加えて1カ月ほど寝かせるとタバスコが完成します。香り高く、辛みが強いことが特徴で、ホットソースとして世界中で親しまれています。疲労回復、血圧上昇の抑制、血行促進に効果アリ。

 意外に思える食品ばかりで、知らず知らず口にしていたのではないでしょうか。会社帰りに立ち寄った居酒屋でも手軽に発酵食品はとれるのです。お酒とおつまみで健康になれるなんて! これは食べないわけにはいきませんね。

本日の新着記事を読む