岡田准一、世界最高峰にも動じない「役者魂」のすごさの画像
岡田准一、世界最高峰にも動じない「役者魂」のすごさの画像

 日本映画史上初、エヴェレストの標高5,200m地点で撮影をした映画『エヴェレスト 神々の山嶺』がいよいよ公開された。V6・岡田准一と阿部寛を中心に、尾野真千子、岡田の後輩の風間俊介らが脇を固める。

 関係者が「日本映画史でトップ10に入る過酷な現場」と振り返る、まさに前人未到の撮影現場は昨年3月にクランクイン。1カ月におよぶネパールロケ、そのうちエヴェレストへはおよそ10日間をかけて登山、撮影、下山を果たした。

 岡田は、阿部演じる「孤高のクライマー」羽生丈二を撮り続ける山岳カメラマン・深町誠を熱演する。岡田は、オン・オフにかかわらず首から常にカメラを下げ、阿部にファインダーを向けていたというから、さすがだ。日本アカデミー賞俳優、肝の座り方が違う。

 岡田はドラマや映画の役に応じて、徹底的にプライベートを管理することで有名だ。人気ドラマ&映画の『SP』シリーズを機に格闘技をはじめたのは、もう9年前である。いまでは、格闘技師範代の免許をいくつも取得するまでになった。

 以来、筋肉強化に目覚め、およそ5年前から登山にハマり、ついに山岳部を結成したという。メンバーは今作で共演した風間ら数名だ。残念ながら、風間はスケジュールの都合でまだ出席できていないが、クラブとしてはちゃんと活動している。

 岡田に山の素晴らしさを教えたのは、俳優の高橋一生だ。2人は堀越高等学校時代の同級生で、まだ芸能界の仕組みがわからない頃からの友達だ。2人でドライブに行ったこともある。

「いつか共演したいね」と10代のころに描いていた夢は、岡田が主演を務めたNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)で実現。出演作品が増えたいまでは、互いに尊敬できる役者のひとりだ。

 ちなみに岡田は『軍師官兵衛』で乗馬を習得したが、スタッフは当時、「大河の主役で乗馬が一番うまい」と絶賛していたとか。そんな岡田の目下の悩みは、「軍人か侍の役しかこなくなったこと」らしい。どんな難役でも見事に演じきる岡田らしい悩みといえよう。

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