宝塚歌劇「るろ剣に相棒まで!?」舞台化レベルがすごすぎる!の画像
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 3月14日まで宝塚大劇場で公演された宝塚雪組『るろうに剣心』。4月1日からは東京公演が始まるこの作品は、和月伸宏さん(45)原作の人気少年コミックを初ミュージカル化した作品です。主人公・緋村剣心を演じるのは雪組トップの早霧(さぎり)せいなさん。2次元のキャラクターを見事に舞台化し、SNS上でも「キャラのビジュアルが神」「二次元から出てきた感満載!」と好評を博しています。

 宝塚の「原作モノ」舞台といえば、少女マンガを原作として演じられた『ベルサイユのばら』が有名ですね。宝塚に興味のない人でも「宝塚=少女マンガ」というイメージを持っている人も多いでしょう。ですが実は『るろうに剣心』のような少年マンガ、あるいはそれどころかアニメやゲーム、小説、ドラマなど「こんな原作も宝塚になるの!」という作品までが舞台化、上演されているのです。

 その筆頭が、手塚治虫先生原作の少年マンガ『ブラック・ジャック』。無免許の天才外科医ブラック・ジャックの活躍を描く名作医療マンガですが、1994年に宝塚で舞台化されました。東京公演では、現在女優として活躍する真矢ミキ(52)さんがブラック・ジャックを演じています。

 また、ネットを中心に大きな話題となったのが、モンキー・パンチ先生(78)原作のテレビアニメ『ルパン三世』。2015年に上演されましたが、宝塚版のルパンがイケメンすぎると評判になり、「次元もかっこいい!」「銭形がキレイすぎる」と原作ファンにまで大きなインパクトを与えました。

 さらには、宝塚はゲームまでも舞台化しています。2009年には、カプコンの人気タイトル『逆転裁判』が上演されました。ゲーム中で使用された曲をミュージカルで再現し、『逆転裁判2』『逆転裁判3』とシリーズ化もされています。さらに2013年には戦国時代を舞台としたアクションゲーム『戦国BASARA』まで宝塚仕様に。真田幸村や伊達政宗、武田信玄などの“イケメン戦国武将”が登場し、随所で歌やダンスを披露。こちらもゲームファンも宝塚ファンも楽しめる作品として仕上がっていました。

 そして極めつけは、大人気刑事ドラマ『相棒』。この作品も2009年に舞台化。主人公である警視庁特命係の杉下右京をはじめ、右京の相棒である神戸尊や嫌味の伊丹刑事、鑑識課の米沢さんまで「美しい姿」で再現されました。ドラマのテイストを残しつつ、スーツ姿の刑事たちが踊り舞うシーンは語り草となっています。

「あの作品が宝塚化」というニュースが流れると原作ファンは驚きますが、いざ観に行くと舞台のクオリティの高さ、そして宝塚の美しさや世界観に魅了され「ヅカファンになってしまった」という人も多いそうです。マンガやドラマなど好きな作品が上演される時には一度観劇してみては?

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