栄養価の高い「桜エビ」はアンチエイジングに最適!の画像
栄養価の高い「桜エビ」はアンチエイジングに最適!の画像

 春になると鮮やかなピンク色が存在感を示す桜、水揚げされた目にも美味しそうな姿がスーパーの生鮮コーナーに陳列されます。え? 桜は「生鮮コーナーには陳列しない」ですって。すみません、実はこれ、桜は桜でも「桜エビ」のことです。

 桜エビ漁は年に2回行われ、春漁は3月下旬から6月上旬まで、秋漁が10月下旬から12月下旬までだそうです。桜エビの名前の由来は春の時期に獲れるから、生体が透き通ったピンク色(桜色)に見えるから等あるのですが、誰が名前をつけたのかはっきりとはわかっていないそうです。

 夜に発光し「海の宝石」と呼ばれる桜エビは丸ごと食べられるため、実質ミネラル類が豊富で、赤い色素である「アスタキサンチン」の抗酸化力で老化予防に期待ができ、DHAやEPAが血液の流れをよくするそうです。

 素干しの場合と茹でた場合、煮干しの場合の100g中の栄養価は次の通りです。

●素干し(天日干し)
エネルギー312kcal、たんぱく質64.9g、脂質4.0g、カルシウム2000mg、ビタミンB12が11μg、葉酸230μg
●茹で(釜揚げ)
エネルギー91kcal、たんぱく質18.2g、脂質1.5g、カルシウム690mg、ビタミンB12が4.3μg、葉酸41μg
●煮干し(茹でたものを天日干し)
エネルギー273kcal、たんぱく質59.1g、脂質2.5g、カルシウム1500mg、ビタミンB12が3.5μg、葉酸82μg

 いかがでしょう。素干しの場合は脂質も高めですが、高たんぱくでカルシウムも豊富ですね。推奨される1日のカルシウム量が成人男性で650~800mg、成人女性で600~650mgとのことですので、35gほど摂れれば大丈夫ということになります。

 また、ビタミンB12の推奨量が成人の男性と女性共に2.4μgで、こちらも25gほどでクリアされます。葉酸の推奨量は男性と女性共に240μgとのことで、少し及びませんが多く含まれています。

 素干し桜エビは毎日食べるにはお値段も張り、量もそれほど摂ることができないと思いますので、おにぎりや炒め物に入れて少しずつ食べてみてはいかがでしょう。食卓でも鮮やかな桜を楽しみましょう!

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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