暖かくなると活発的になってくるのが虫たちです。虫は春から夏にかけてどこからともなく家の中へと侵入してきます。それは帰宅時にくっついてくるものや洗濯物を干しにベランダに出た時、あるいは排水溝や換気扇からかもしれません。
虫たちも生きるのに必死ですから、隙あらば出てきます。そこで、虫が好きで一緒に暮らしたいという方以外にオススメする虫よけ対策をご紹介します。
まずは窓ですが、一般的な横にスライドする窓は手前側の窓(室内側)しか開けてはいけません。奥側の窓を開けて網戸をスライドし、左右どちらも使う人もいるかもしれませんが、それは虫にとってかっこうの侵入経路となります。というのも、仕様上奥側の窓を開けると、網戸との間に大きな隙間ができるためです。
続いて虫たちの好物、特に黒茶色い「アイツ」はタマネギやジャガイモが大好きです。嗅覚が発達しているため常温で保存していると出てくる可能性があるので、なるべく冷蔵庫で保存しましょう。
ビールの飲み残しや香りにも反応するため、タマネギとジャガイモをつまみにビールを飲み、そのまま寝てしまった日は大変なことになるかもしれません……。ほかにもホコリと髪の毛、油が好きで、段ボールなどに卵を産むことがあるため、部屋やお風呂場は清潔に保ちましょう。
虫よけの方法は、市販の製品を使う以外に香りで寄せつけないという方法があります。虫はハーブ系の香りが苦手なため、最初にオススメなのは「ハッカ油」です。スプレー容器(プラスチック以外)にハッカ油10滴から20滴と精製水50mlを混ぜます。混ざりが気になる方ははじめに無水エタノールを5mlほど入れてください。
そのハッカスプレーを玄関や網戸、ゴミ箱等、気になるところに散布すると、香りが続いている間は虫よけになります。
ほかにはスペアミントやゼラニウムもオススメです。ヨーロッパの住宅の窓辺にゼラニウムが飾られているのは、装飾以外に虫よけの意味合いもあるそうです。科学的に実証されたのはハッカとスペアミントの精油とのことですが、ゼラニウムやクローブといったハーブは持続性はないものの即効性に優れているそうです。
いざという時に使う市販の撃退スプレーも常備するとして、清潔に保った室内とミントの香りで虫よけをしてみてはいかがでしょう。ミントの香りは癒しにもなりますよ!
文=長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。