クラシック音楽には、なんとなく上品で落ち着いたイメージがありますが、中にはアッと驚くユニークな曲もあります。たとえば、モーツァルトが残した作品の1つに『俺の尻をなめろ』があります。1782年作曲の声楽曲で、作詞もモーツァルト。「俺の尻をなめろ陽気にいこう」と高らかに歌い上げます。アメリカのジョン・ケージの『4分33秒』は世界一静かな曲。演奏者はステージ上で4分33秒の間、じっとしているだけ。一音も出さないまま退場します。
また、フランスのエリック・サティによる『ヴェクサシオン』は、1分20秒ほどのメロディをひたすら840回も繰り返すピアノ曲。演奏時間は約18時間になり、演奏する側も聞く側も強靭な体力と精神力が必要とされます。曲名の『ヴェクサシオン』とは、フランス語でどんな意味?
(1)いやがらせ
(2)退屈
(3)ひとりよがり
答え:(1)
出題:浜川卓也