今井翼「フラメンコに歌舞伎まで!?」類まれなるダンススキルの画像
今井翼「フラメンコに歌舞伎まで!?」類まれなるダンススキルの画像

 ダンススキルが高いのは、ジャニーズタレントの絶対条件ともいえる。そんななか、かつてジャニー喜多川社長に「YOU、ダンスいいね!」と言わしめたジャニーズJr.がいた。それが現在のタッキー&翼・今井翼である。

 この言葉もひとつのきっかけとなり、今井は2010年、ジャニーズ事務所が誇るロングヒットミュージカル『PLAYZONE』の座長に就任。以来6年にわたり、その任を務めている。

 同作は、少年隊の主演で1986年から開催。ファンの間で「プレゾン」と呼ばれ、事務所の看板ミュージカルとして今でも支持され続けている。今井が座長に就任してからは、超有名振付師のトラビス・ペイン、ステイシー・ウォーカーを迎え入れ、世界で通じるクオリティにまで高めた。

 このふたりは、今井がもっとも影響を受けたマイケル・ジャクソンが、往年に信頼を寄せていたショーダンサーである。現在はジャニーズJr.がその精神を継承し、ダンスユニット「Travis Japan」を結成するまでになった。

 今井が「プレゾン」の座長に就任するおよそ3年前、彼はフラメンコに出会った。いきなり2泊4日で単身マドリードへ渡ってフラメンコを学び、その翌年にはアンダルシアへも足を伸ばし、スペイン語も学び始めた。現在は、スペインの文化を普及してきた今井の功績が認められ、世界初のスペイン文化特使にも任命されている。ジャニーズタレントが「日本人初」を達成するのは珍しくないが、「世界初」というのは異例のことだ。

 今年に入ってからは、そのフラメンコをいま一度基礎から学び直そうと、1日2時間のレッスンを再開した。これまでと違い、踊りだけでなく「カンテ」と呼ばれる歌のレッスンにも励んでいる。技術的な難しさと闘いながらも、フラメンコとカンテにますます惹かれているようだ。

 10月には、ジャニーズタレントでは初となる歌舞伎の舞台に立つことが決まっている今井。大阪松竹座の十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』で、新婚の片岡愛之助と初共演するが、彼は今井と同じフラメンコダンサーに師事している。劇中では、磨きあげたフラメンコが披露されるというから、「新生・翼」のさらなる挑戦に期待しよう。

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