ATSUSHIと「ボーカルの座を争った」EXILEメンバーの画像
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 EXILEでボーカル兼パフォーマーを担当しているNESMITH(ネスミス)。アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれたハーフで、日本人離れした歌唱力を持つメンバーだ。そんなNESMITHだが、実はボーカルのATSUSHIとかなり深い関係であることをご存じだろうか?

 2人の出会いは2000年。2人は大人気オーディション番組『ASAYAN』で行なわれた「男子ヴォーカリストオーディション」に参加。オーディションの合宿審査で初めて顔を合わせている。初対面はお互いのデビュー前に実現していたのだ。選考時には、2人のデュオも実現している。

 このオーディションは、後にCHEMISTRYとなる2人のボーカリストが選ばれるものだったが、ATSUSHIは「ソロ向きで“デュオ”というコンセプトにあわない」と最終選考直前に落選。一方、NESMITHは最終選考に残ったものの、残念ながら合格には至らなかった。

 その後、NESMITHは、オーディション時の実力を評価され、STEELとしてデビュー。2004年からはソロ活動をスタートし、2007年には新生J Soul Brothersに参加。そして2009年にEXILEへの加入を果たす。

 そして再びATSUSHIと同じステージに立つことが実現。番組以来となる2人のデュエットも復活し、EXILEの楽曲として、オーディション時に披露したのと同じ『LA・LA・LA LOVE SONG』を2人で歌っている。そんな2人に運命的なものを感じたファンも多かったようだ。

 いまでは自分のポジションを確立しているNESMITHだが、歌手としての在り方を悩んでいる時期があった。その状況を救ったのも実はATSUSHIだ。ATSUSHIの「ブラックの声で日本語の歌を歌えるのはNESMITHしかいない」という言葉に、彼は自信を取り戻したという。NESMITHも同じブラックミュージックを愛するボーカリストの先輩として、ATSUSHIを深くリスペクトしている。

 今年はTHE SECOND from EXILEとしてアリーナツアーが控えているNESMITH。彼の歌が存分に堪能できるライブとなるはずだ。

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