おばあちゃん直伝「どくだみ」でスキンケア!の画像
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 漢方では「十薬」と呼ばれ、湿疹や便秘、慢性皮膚疾患、咳止め、排尿痛、下痢など様々なトラブルに効くといわれるのが「どくだみ」です。抗酸化作用に優れたフラボノイドのほか、カリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄、マンガン、亜鉛といったミネラル分も豊富に含まれています。また、美白・美肌効果が高いことでも有名で、「ニキビにはどくだみ茶」と田舎のおばあちゃんから聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 昔から、女性の美容法にどくだみは欠かせないものでした。どくだみ化粧水を作るために、わざわざ庭にどくだみを植えているお宅もあったんですよ。どくだみ風呂は夏の汗疹治療の定番。お茶として飲むだけじゃなくいろいろと用途があったんですね。

「飲んでよし、塗ってよし、浸かってよし」の、お肌の万能薬どくだみ。ここでは、市販のどくだみ茶ティーバッグを使ったいくつかのスキンケアを紹介します。

●どくだみときなこのスクラブパック
材料(1回分)……どくだみ茶1パック、精製水(水道水でもOK)200ミリリットル、きなこ小さじ1
精製水を沸騰させ、どくだみ茶パックを入れて冷ましておきます。冷めたらどくだみ茶小さじ1ときなこを混ぜ、ペースト状になるまで混ぜ合わせます。ほどよいマッサージ効果があり、肌にハリと潤いを蘇らせてくれるスクラブになります。お顔の毛穴の汚れをすっきり取り去ることができるほか、かかとなどの角質ケアにもおすすめです。また、お好みでアロマオイルを1滴ほど加えてもOK。殺菌作用があるティートリーならニキビ予防に効果が期待できるかも。

●どくだみ化粧水
材料……どくだみ茶2パック、ホワイトリカー(日本酒でもOK)200ミリリットル、グリセリン小さじ1
どくだみ茶のパックをガラス容器に入れたホワイトリカーに漬けます。2週間後、そこにグリセリンを加えて完成です。グリセリンの量は肌の調子を見ながら調整してもいいでしょう。冬は多めに、夏は少なめにするとちょうどいいかもしれません。アルコールでかぶれる心配がある人は、使用前にパッチテストをお忘れなく。ホワイトリカーを日本酒に替えれば、よりもっちりお肌になれるかもしれませんよ。

●どくだみ風呂
材料(1回分)……どくだみ茶3パック
お湯をはった浴槽にどくだみ茶パックを入れるだけ! もちろん、やかんで濃いめに煮出したどくだみ茶を湯に注いでもOKです。血行改善、消炎作用、新陳代謝促進作用があるどくだみは、入浴剤にもってこい。ニキビや汗疹、アトピーなどの肌トラブルのほか、水虫にも効くといわれています。

 手作りなら余計な添加物の心配もなく、安心して使えそうですね。どくだみもハーブのひとつ、昔から愛されてきたこの植物を今年の夏のスキンケアにプラスしてみてはいかがでしょうか。

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