20周年Kinki Kids「SMAPも敵わない」大きな偉業の画像
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 ジャニーズタレント史上、最初で最後のダブルミリオンヒットといえば、SMAPが2003年にリリースした『世界に一つだけの花』だ。年明け早々に起こったSMAP解散・分裂騒動で購買運動が起こり、累計売り上げ枚数は260万枚を突破している。では、SMAP以外のジャニーズでのミリオンアーティストはいったい誰か。意外というべきか納得というべきか、デュオのKinKi Kidsである。

 堂本光一と剛のスゴいところは、1997年のデビュー曲『硝子の少年』をいきなりミリオンヒットに導き、結果、KinKi史上最多のCD累計179.2万枚を売り上げているところだ。作詞は松本隆、作曲は山下達郎という最強コンビが輩出した本物の名曲である。ジャニーズでは近藤真彦の『スニーカーぶる~す』以来、およそ17年ぶり史上2作目のミリオン超えとなった。

 同年11月には2ndシングル『愛されるより愛したい』を発表、こちらも当時、驚異の164.9万枚を売り上げ、自己最高の初週セールスを記録している。

 この上ないスタートダッシュを切ったKinKiの勢いは、その後もとどまるところを知らず。翌98年にリリースした『全部だきしめて/青の時代』も116万枚とミリオン超え、『全部だきしめて』は作詞をヒットメーカーの康珍化が、作曲を吉田拓郎が手がけ、フジテレビ系音楽バラエティ『LOVE LOVEあいしてる』のテーマソングにもなった。対して『青の時代』は、ピアノによるバラード。剛主演のTBS系ドラマ『青の時代』の主題歌だったことからヒットに繋がった。

 翌99年の『フラワー』も104.6万枚を突破している。インパクトのあるサビは、とにかくポップで歌いやすく、覚えやすい楽曲だった。初週セールスは好調ではなかったもののロングヒットとなる。

 デビュー以降に発売したシングル全てが、オリコンのヒットチャートランキングで初登場1位に輝き、2015年11月の時点でその記録を「35作品」にまで伸ばしている。ギネス認定された自己記録はすでに更新しており、出荷枚数はデビューから11作連続で100万枚を超えている。

 KinKiはジャニーズアイドルの中でも歌手志向が強い。光一と剛の2人はコンビとして独自路線を開拓し、それぞれソロ活動も活発に行なっている。今年はKinKiの歌手デビュー20周年目突入イヤーにあたるため、下半期に向け、ビッグサプライズが期待される。

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