ジメジメした季節になると出てくるのが、嫌~なカビです。窓際近くの家具やカーテンをめくって愕然とする、なんてこともあるかも。この季節のカビの侵食の速さには皆さん悩まされているのではないでしょうか。
カビが発生しやすい温度は20~30度で、25~28度がカビにとっての楽園となるそうです。湿度が65%になると発生しやすく、80%前後にはカビにとって好条件な環境となるのだとか。カビの栄養分は、ホコリや人の垢なのでこまめな掃除を心がけましょう。
そのほかに最も重要なのは「換気をする」こと。部屋の湿度を下げるために、網戸にして風通しをよくしましょう。扇風機も使って風を部屋中に送ってあげるのもいいです。押入れやクローゼットの戸を開ければ、衣類等の換気にもなります。でも雨の日にこれをやると逆効果になる場合があるので注意しましょう。
次に注意する点は、「結露を放置しない」ことです。雨が続いた後に快晴になると、湿気を含む空気が部屋に流れ込みます。その影響で壁や窓に結露がつく可能性があります。その際はしっかりと拭くようにしましょう。断熱・結露防止シートというものも売っていますので、それを貼るのも手です。
梅雨の季節は室内干しをしないといけないこともあるでしょう。そんな時は、除湿器と扇風機をセットで使えば部屋の湿度が高くなるのを防げます。
そして「除湿剤を置く」こともオススメです。市販の除湿剤のほかに、簡単に手作りもできます。ジャム等の口が広い空き容器に6、7割ほど重曹を入れます。容器の口をガーゼ等の空気が通る布で塞げば完成です。ペパーミントやハッカの精油を垂らせば、除湿、消臭効果に加えて防虫効果も期待できます。
そして家中で一番湿度がこもりやすい「浴室」のケアも重要です。入浴後は、熱いシャワーで浴槽や壁等を洗いましょう。その後、冷たいシャワーを浴槽や壁等にかけます。カビの栄養源を洗い流し、カビそのものの繁殖を抑え、乾燥させるといった効果があります。もちろん換気扇や窓を開けるなど、換気もお忘れなく。
これらを心がければ、梅雨や夏を乗り切れるはずです。カビのせいで心までジメジメしないよう、カラッと爽やかに過ごしましょう。
長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。