運動不足&むくみがヤバイ「梅雨太り」にご用心!の画像
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 春から夏にかけて葉や枝を伸ばし、秋に実をつけ、冬に眠りにつく植物と同様、人間にも四季に合わせた「太りやすいサイクル」があります。正月太り、夏太り、と呼ばれるものがそれですが、実は……痩せにくいうえにむくみやすく、最も注意しなければならないのが「梅雨太り」だったんです!

 湿度が高く、ムシムシとして不快な梅雨は、体内に余分な水分が溜まりやすくなります。これは暑いからと、水分を多く摂ってしまうわりに、湿度が高いため汗をかきにくいことや、雨が続くために外に出て歩いたり走ったりすることが減り、代謝が悪くなってしまうためです。「結局汗をかいちゃうから」と、お風呂に入らずシャワーだけで済ませてしまうのも梅雨太りを悪化させる原因になります。

 では、こうした梅雨太りはどのように解消すればいいのでしょうか。

●お風呂が無理なら足浴で解消!
 自覚症状は少ないですが、冷房や湿気、冷たい飲み物を飲む影響で、体は思った以上に冷えてしまっています。でも、お風呂で芯まで温めてしまうと、余計に不快になって辛いもの。
 そんな時は、深めのバケツや洗面器に42度程度の熱めのお湯を張り、10分~15分程度の足浴を行いましょう。お湯の量は、くるぶしが隠れる程度でOK。好みのアロマオイルを1滴垂らしたり、炭酸入浴剤を少量入れると効果的です。

●食生活に気を付ける!
 気分をスッキリさせたくて、辛い物や塩分濃度の高い物をとりやすくなることも、梅雨太りを悪化させる原因です。余計な塩分を排出する働きのあるカリウムやカルシウムを含んだ食材を積極的に食べ、デトックスしていきましょう。
 特に良いのはほうれん草、にんじん、バナナ、ヨーグルト、りんご、アボカドなど。メニューに上手に取り入れてみてください。また、デトックスできるハーブティーをいただくのも効果的です。
 冷たい飲み物ばかり飲んでしまうのも困りもの。飲むのであれば麦茶やルイボスティーなどノンカフェインで利尿作用の高いものを選び、できるだけ胃腸を温めるよう電子レンジで加熱し、人肌程度に温めてから飲むのがオススメです。

●座りっぱなしの状況を改善!
 デスクワークの人に特に注意して欲しいのがコレ。ずっと同じ姿勢でいると体に負担がかかるばかりでなく、ふくらはぎやひざのまわりがむくみやすくなってしまいます。1時間に1回程度でいいので、立ち上がって伸びをし、足首を回し、膝を引き上げるように動かすなどして、血液や体液の流れが滞らないようにしましょう。
 本当ならむくみ解消にはウォーキングが最適ですが、雨の中を歩くと服が濡れたり靴がダメになったりするのがイヤ……。そんな時には、デパートや大型商業施設など雨に濡れない場所に出かけ、エスカレーターではなく階段を上り下りしながら隅々見て回る「ウィンドウショッピング・エクササイズ」を行うのもアリです。楽しくて意外とたくさん歩けますよ。

 梅雨太りを放置してしまうと、夏バテしやすくなるうえに、どんどん「痩せにくい体」になっていくこともあります。しっかり対策して来るべき夏に備え、「見られても恥ずかしくないボディ」を目指しましょう!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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