トマトを食べるだけで「脂肪燃焼&アンチエイジング」!の画像
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 トマトは、一年を通してスーパーなどで見かける野菜です。本来の旬は6月から9月ですが、温室栽培が盛んになり、年間いつでも手に入るようになりました。種類にもよりますが、夏のトマトは成長が早いため皮が柔らかいそうです。

 トマトはジュースやケチャップなど加工食品としてもいろいろな製品があり、世界の生産額が野菜の中でトップクラスだそうです。世界的にも愛され野菜だったのですね。

 トマトの赤い色はリコピンによるものです。リコピンは自然の色素の中でも抗酸化力が強く、抗酸化作用はニンジンなどに含まれるβカロテンの2倍に及ぶそうです。抗酸化力が強いということは、細胞の酸化を防ぐ、つまり肌の老化や病気の要因を防ぐ手助けをする「アンチエイジング効果」が高いということです。

 リコピンは、シミの原因となるメラニンを生成する酵素の働きを抑制するそうです。ビタミンEと組み合わせるとさらに効果が高まります。また試験管レベルですが、紫外線によるコラーゲンの減少を抑えるという結果も出たそうです。約3カ月トマトジュースを飲んだ人は、角質層の水分低下が改善されるなどの研究結果もあります。

 リコピンにはほかにも脂肪燃焼効果があり、ジュースにして600ミリリットルを毎日飲むことで効果が期待できます。トマト好きな方は砂糖や塩の入っていないものを選びましょう。

 そんなリコピンを余すことなく摂るためには、オイルと摂ることが効果的だそうです。リコピンは脂溶性のため、油脂分に溶けることで上手く吸収されます。企業の研究によると、ある4種のオイルの中でも、オリーブオイル、サラダオイル、サフラワーオイル、シソオイルの順番でリコピンの吸収率が高かったそうです。そして、トマトは加熱する、あるいは切ることにより、リコピンはより吸収されやすくなります。

 美味しいトマトの見分け方として、ハリとツヤがよいもの、実の先端部分(ヘタのないほう)から放射線状の模様がハッキリ出ているものが良いそうです。

 ビタミンCも多く含み、まさに美肌にうってつけのトマト。熱にほんの少し弱いビタミンCですが、流れ出るのも微々たる量です。オリーブオイルを使い、トマトパスタにして食べるのもいいですね。生のトマトのドロッとした中身が嫌いという人も、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。夏はトマトで、身体の中から紫外線に負けないハリツヤお肌を作りましょう! 

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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