今年はＳｅｘｙ Ｚｏｎｅが歌手デビューしてから５周年となる。センターを意味する赤のイメージカラーを担っているのは、“絶対的美少年”佐藤勝利だ。中学３年生でデビューした時から不動のセンター、彼ほどトントン拍子でスター街道を邁進中のジャニーズアイドルはいないかもしれない。
そもそも佐藤がジャニーズタレントとして始動したのは、デビューする前年２０１０年の１０月のことだ。当時中学２年生の佐藤は、母親から「帰りに親子丼を食べさせてあげるから」と騙され、オーディションを受ける。するとあっさり合格。翌年には、Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅのセンターになっていた。通常は何年もの下積み生活があって、ようやくジャニーズＪｒ．内のユニットに振り分けられるが、佐藤はその全てをすっ飛ばすというスピード出世だった。それもそのはず、佐藤はジャニー喜多川社長がベタ褒めした、数少ない美少年だったのだ。
入所直後、ジャニーさんから言われた言葉は、「ＹＯＵは特別かっこいいね」だ。この一言ですでにエースになる合格証書を手渡されたも同然だ。それを体現するように、デビュー後の佐藤は快進撃を遂げる。
デビューシングル『Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅ』が発売された翌１２年、『ハングリー』（フジテレビ系）で俳優デビューを果たす。翌１３年７月期には、先輩である山下智久の主演ドラマ『ＳＵＭＭＥＲ ＮＵＤＥ』（同）で、“月９”への切符を掴んだ。同年１０月期には初の主演ドラマ、『４９』（日本テレビ系）がオンエア。昨年は、ロッテアイス「モナ王」の新ＣＭキャラクターに起用され、初のＣＭ単独出演も経験している。
また今年は、舞台『ジャニーズ・ワールド』の座長をグループのメンバー中島健人と共に務めた。さらに『２０１６リオデジャネイロオリンピック バレーボール』のイメージソングに起用された最新シングル『勝利の日まで』には佐藤の名前である「勝利」が冠されているとファンの間で大きな話題となった。まさに“ジャニーズの勝利者”なのではないかといわれる彼は、なんと来年には、橋本環奈とのＷ主演映画『ハルチカ』の公開も控えている。
入所からすぐにデビューし、これだけの経験値を積み重ねて、今秋でようやく二十歳を迎える佐藤。映画で共演する橋本環奈ではないが“１０００年に１人”の逸材と呼んでも差し支えないかもしれない。
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