水の飲みすぎで死に至る!?「水中毒」って何?の画像
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 夏場に気をつけなければならないのが熱中症。その予防法の1つとして、水を飲むことが推奨されます。ただし、水は多く飲めばいいというものではありません。飲みすぎると水中毒で倒れる恐れもあります。飲んだ水は主に小腸で吸収されて全身を巡ります。最終的に腎臓で処理されて尿として排出されますが、腎臓の処理能力を超えた量を飲むと細胞が水膨れ状態になり、低ナトリウム血症を引き起こします。これが水中毒です。

 症状は疲労感、頭痛、嘔吐、ケイレンなどで、最悪の場合は呼吸困難で命を落とすこともあります。実際に死亡事故も起きています。2007年、アメリカ・カリフォルニア州で「トイレに行かずどれくらい水が飲めるか」というコンテストが行われました。この大会に参加した28歳の女性がその日のうちに死亡。水中毒と診断されています。その日、女性が飲んだ水の量は?

(1)6.5リットル
(2)8.5リットル
(3)10.5リットル

答え:(1)

出題:浜川卓也

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