先日、双子の女児を出産して話題となった女優の杏(30)。いまや女優が本業だが、もともとはパリコレでも活躍したモデル。そこから女優へと転身し、英語に仏語と語学も堪能で料理も上手。読書家で歴史に造詣が深く「歴女」の代表と言われるなど、とにかく多才なことでも知られている。実は趣味のギター演奏も達者でイベントやバラエティで披露することも多く、TOKIOのトーク番組『5LDK』(フジテレビ系)では、メンバー一同に腕前を絶賛された。映画ガリレオシリーズ『真夏の方程式』(2013年)で共演した福山雅治(47)は、撮影の合間に海辺でギターを弾く杏の姿をたびたび目撃し、その佇まいを「自然体という言葉をこれほど体現している人も珍しい」と評価している。もともと楽器を弾けるようになりたいと思い、一番簡単そうという理由で始めたのがギターだったのだが、そこまで上達するとは、やはりセンスがあったのだろう。

 同じく女優では、長澤まさみ(28)が隠れギター上手との評価が高い。長澤がギターを披露したのはドラマ『若者たち2014』(フジテレビ系)でのこと。劇中でアメリカの歌手、リサ・ローブ(48)の『Stay』を弾き語りでカバーし、その腕前が話題となった。このとき長澤はプロのギタリストによる指導を経て撮影に臨んでおり、手元の指さばきは本物と話題になった。ちなみに、YouTubeにアップされたこのシーンをリサ・ローブ本人が見て感心し、来日公演で長澤まさみバージョンの『Stay』を逆カバーして披露したという後日譚がある。

 ギター上手のアイドルとして評価が高いのがNMB48の山本彩(22)。それもそのはず、山本は「スーパー女子中学生バンド」のキャッチフレーズで2008年にメジャーデビューしたガールズバンドMAD CATZの元メンバー。高校時代は軽音楽部に所属しており、ギター歴には年季が入っている。MAD CATZ時代は、14歳にしてはかなりの腕前との評判で、将来を期待されていたものの、残念なことにバンド自体は2009年に解散しまった。NMB48に加入してからも、もちろんギターを売りにしており、ライブではもちろんのことバラエティや音楽番組でも存分に腕を披露している。JT(日本たばこ産業)のCMではテーマ曲として長年親しまれている『ひといきつきながら』を弾き語りでカバーし、同CMシリーズの中でも屈指の感動CMとして話題となった。ちなみに、山本も杏と同じく城好きの歴女として有名である。

 モデルから女優を経てミュージシャンデビューをした西内まりや(22)も、ギター上手として知られている。子どもの頃、家にあった父親のギターに触れたのが始めたきっかけ。その後は趣味程度に弾いていた程度で、意外にも本格的にギターを始めたのは数年前のことだという。そもそも小学生の頃からピアノを熱心に習い、当時は一日に5~6時間も弾き続けていたという山本。楽器とストイックに向き合う素養があっただけに、ギターの上達も周囲が驚くほど早かった。その甲斐あって2014年に『LOVE EVOLUTION』でメジャーデビューし、その年の日本レコード大賞、日本有線大賞の新人賞を受賞。2015年には自身が作詞、作曲した楽曲『ありがとうForever…』でシンガーソングライターとしてデビューし、こちらは日本レコード大賞の優秀作品賞を受賞している。今やすっかりギターにはまってしまい、何本も所有するとともに、楽曲の制作も専らギターで行っているそうだ。

 ピアノと違いギターは立って弾けるため、美女の場合、より演奏する姿が映える。これからも美女芸能人には、どんどんギターに挑戦してもらいたいものだ。

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