和田アキ子に舘ひろし「禁煙に成功した芸能人たち」その意外な方法とは?の画像
和田アキ子に舘ひろし「禁煙に成功した芸能人たち」その意外な方法とは?の画像

 本業の歌よりも、芸能界のご意見番としての発言のほうが注目を浴びてしまっている和田アキ子(66)。以前から数々の奇行がバラエティ番組などで語られているが、実は禁煙でも変わった方法をとっていた。

 和田はかねてから「80歳になってシワだらけになっても、豪華なドレスを着て葉巻をくわえてブルースを歌うのが夢」だと公言していた愛煙家だった。しかし2008年頃、ブラック・ミュージックの殿堂「アポロシアター」でのデビュー40周年記念コンサートを控えていた時期に、芸能界の仲間たちに強く勧められて禁煙を決意。吸っているところを見た人には100万円提供すると宣言したが、信用する者は少なかった。

 しかし、夫と一緒に病院で受診したところ、肺気腫と虚血性心疾患と指摘され、事の重大さに気づく。禁煙セラピー本を読み、禁煙パッチ、離煙パイプ、香るたばこなどを試し、有名な催眠術師を頼ったのだが効果はなく、辿り着いたのが、マネージャーに喫煙してもらい、その副流煙を吸って満足するという「セカンドハンド・スモーキング」だった。この、まさかの方法で禁煙すると、「アポロシアター」公演も大成功。禁煙したせいで酒席のつき合い方も変わり、酒も弱くなったそうだ。

 もちろん、周りを巻き込まずに自力で禁煙に成功した芸能人も大勢いる。ミュージシャンのスガ シカオ(50)は多いときは1日3箱、少なくても日に40本以上は吸う、自他共に認める超ヘビースモーカーだった。しかし、ツアー中にひどく喉を傷めたことで、2002年2月に禁煙を決意。自身のブログに『壮絶!! 禁煙日記』というタイトルで、禁煙の様子を記録している。

 まず目標を普段の半分の「1日15本」と決めて一週間の「節煙」に成功。一週間で1日数本まで減らしたものの、なかなか禁煙に踏んぎることができなかったが、最後に3本まとめて口でくわえて吸ったのを最後に、ライターと一緒にたばこをゴミ箱に葬った。禁煙直後は刺激が強い禁煙補助薬を使い過ぎたため、口内炎が大量発生してしまったが、ニコチン中毒の症状を抑えることに成功。その後、禁煙は1か月以上続き成功したと確信したが、その代わり、副流煙を嫌う嫌煙家になってしまったようだ。

 俳優で歌手の舘ひろし(66)は禁煙補助薬に加え、禁煙外来に通うことで禁煙に成功した。彼はたばこを40年間吸い続けていて、多いときは1日70〜80本吸っていたが、2010年に禁煙補助薬のCMに出演することが決まり、禁煙を始めた。「お医者さんと禁煙しよう」というキャッチコピーのCM内で「禁煙の記録」として放送されたその内容は、こんな感じだ。

 まず禁煙外来1回目の禁煙治療は聞診と、肺の中の二酸化炭素の量をチェック。「今吸っている量を少しずつ減らす」よう医師からアドバイスを受けた。2回目は2週間後で「順調に禁煙が続いている」と褒められ、3回目では禁煙に対する自信を医師に語るものの、「医者に通わなくても大丈夫、と思う自信から挫折が始まる」と注意されてしまう。4回目の4週間後では「他人の煙が気になるようになった」と語り、最後の5回目の診察で禁煙成功。なによりも禁煙外来に「通い続ける」ことが大事だと納得させられる内容になっている。しかし、2012年の禁煙治療啓発イベントに「禁煙界のカリスマ」として登場したのだが、肺年齢測定を行ったところ、肺年齢95歳と測定され、ショックで肩を落としていた。

 消費税増税が先送りされたことで、国の予算確保のため、またもやたばこの課税率がアップするなんて噂が聞こえてきている。たばこの価格とお父さんのお小遣いのチキンレースはいつまで続くのだろう。その前に彼らを参考に禁煙に挑戦してみては?

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