40女が、大流行中の「おたふくかぜ」に!? 大人が感染したら“ホントに大変”だった!!の画像
40女が、大流行中の「おたふくかぜ」に!? 大人が感染したら“ホントに大変”だった!!の画像

 アラフィフにして、なんと「おたふくかぜ」にかかってしまいました。耳下やあご下がプク~ッと膨れ、まさに「おたふく」のような顔になるアレですね。最初は5歳の子どもが保育園で感染し、3週間の潜伏期間を経て、親にも感染したようです。ある晩、子どもを寝かしつけようとベッドに横になったら耳の裏がズキッとしたのが始まりで、夜中に痛みで起きること数回。朝にはオニギリを逆さにしたようなパンパンに腫れた顔になっておりました。子どもの頃、かかった記憶はあるのですが、時がたち過ぎて抗体がキャンセルされちゃったんでしょうか。

 さてこのおたふくかぜ、正式には「流行性耳下線炎」といって、現在5年ぶりに大流行しているらしいです。報告例の多い都道府県は、宮崎、山形、佐賀、鹿児島、石川などで、過去3年間の患者数の2~3倍にまで増えているとのこと。

 おたふくかぜの原因は「ムンプスウイルス」というもので、せきやくしゃみなどの飛沫や、ウイルスがついた手で口や鼻を触ったりすると感染するそうです。潜伏期間は2~3週間と長く、発症すると耳やあごの下が腫れ、熱が出たり、痛みが出たりします。気をつけたいのは難聴や髄膜炎などの合併症で、思春期以降に感染した場合は、精巣炎や卵巣炎を合併したりするので、実は怖い病気なのです。とはいえ、子どもの場合は1~2週間程度で自然に回復するのがほとんど。いわゆる子どものよくある病気の一つにすぎません。

 厄介なのは大人が感染した場合です。大人がおたふくかぜになると症状が重くなることが多く、40度以上の高熱を伴うことも。そして前述の通り、男性は精巣炎、女性は卵巣炎の合併症の発症率が、子どもよりもグンと高くなります。「おたふくかぜ」「大人」でネット検索すると、出てくる出てくる「入院した」「死にかけた」の文字!? 筆者はまだ発症して6日で、熱や倦怠感はないのですが、これから恐ろしい何かが待ってるのでしょうか……? しかも、腫れが一カ月も続いたというケースも!? この状態があと3週間も続いたとしたら、四十路主婦の顔なんか誰も見ちゃいないと分かってはいても、ちょっとブルーです。

 予防方法は、おたふくかぜの人に近づかないこと。とはいえ、子どもがかかったらそうもいかないのが現実です。あとはマスクと手洗い、うがいの徹底ですが、それでもうつるときはうつります。おたふくかぜにかかったことがない人は早めに予防接種を打っておくのをオススメしますよ!

 おたふくかぜにかかってしまったら、効く薬はなく、鎮痛剤など対症療法のみになります。治療の基本は安静にすることです。かかったら数日は外出もできないので、覚悟しましょう。「おたふくかぜは子どもだけの病気」と思っていたら、それは大間違いです。皆さんも気をつけて!!(ライター:もしだ)

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